【LS2】バイクヘルメット全14モデルを比較|ジャパンフィット対応のおすすめはどれ?

  • LS2のヘルメットは種類が多くて、どのモデルを選べばいいかわからない
  • ジャパンフィットとユニバーサルフィットで、かぶり心地の何が違うのか知りたい
  • ツーリングや通勤に合うLS2のおすすめモデルはどれ?

「LS2」は1990年創業のヘルメットOEMメーカーを母体に2007年に始動したブランドで、スペイン・バルセロナに本社とデザインスタジオを置き、世界100カ国以上で販売されているバイクヘルメットブランドです。バルセロナで生まれる大胆なデザインと、1モデルごとに数回の安全テストを重ねる品質管理に定評があります。

バイクヘルメットは自分の頭の形や走る場面に合わないモデルを選んでしまうと、長時間のかぶり心地や走行中の快適さにも影響します。ツーリングや通勤を気持ちよく続けるためにも、LS2のヘルメットは各モデルの性能や特徴の違いを理解して選ぶことが大切です。

この記事では、LS2の特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、国内で正規販売されている現行のバイクヘルメットを全モデル比較します。用途別のおすすめモデルも紹介しますので、LS2のヘルメットが気になっている人はぜひチェックしてください。

タップできる目次

LS2とはどんなバイクヘルメットブランド?特徴と評判を紹介

LS2とは、1990年に創業したヘルメットのOEMメーカーが2007年に立ち上げたバイクヘルメットブランドで、本社とデザインスタジオをスペイン・バルセロナに置いています。フルフェイスやシステム(顎の部分が開くタイプ)、アドベンチャー、オフロード、ジェットまでそろえ、街乗りからサーキットまで用途に合うヘルメットを選べる点もLS2の特徴です。

日本では株式会社セイデンが正規輸入元となり、日本人の頭の形に合わせたJAPAN FIT(ジャパンフィット)モデルと、世界共通設計のUNIVERSAL FIT(ユニバーサルフィット)モデルを展開しています。LS2のヘルメットを選ぶときは、帽体(ヘルメットの外殻)の素材とあわせて、どちらのフィットかを確認することが大切です。

LS2の歴史・創業背景

LS2のルーツは、1990年に2人のメンバーが小さな建物で始めた、バイク用ヘルメットのOEM生産(他社ブランド製品の受託生産)にあります。1994年には自社の新工場を建て、2000年にはISO9000(品質管理の国際規格)を取得するなど、ヘルメットメーカーとしての生産の土台を固めてきました。

2007年に世界戦略ブランド「LS2」が始動し、本社とデザインスタジオをスペイン・バルセロナに置いて、ミラノ国際モーターサイクルショーに初出展しています。2010年には米国シカゴの倉庫が稼働し、LS2のバイクヘルメットはアメリカやカナダの市場にも広がりました。

日本との関わりでは、2017年に生産工場がSG(一般財団法人製品安全協会が定める安全基準)の認証工場に登録され、2024年には日本人向けのジャパンフィットモデルの展開が始まりました。海外ブランドでありながら日本の基準と頭の形に合わせた製品づくりを進めている点は、国内でLS2のヘルメットを選ぶうえでの安心材料です。

LS2の特徴・強み

LS2の強みは、工場からの出荷数が年間250万個を超える(OEM生産を含む)、世界トップレベルの生産体制です。数を作りながらも、パーツの組み付けはライン作業ではなく専用のデスクで決められたグループが受け持ち、1点ずつ目視で確認したうえで熟練の担当者が梱包前に再検品しています。

安全テストの研究室には10機を超える試験機材があり、LS2は1モデルごとに数回にわたって衝撃や貫通、落下、摩耗、空力などを試験しています。特に試験項目が多いのは衝撃吸収材と帽体で、ヘルメット工場の基準は各国の安全基準より厳しい設定です。

レースの現場との関わりも深く、LS2はMotoGPやFIM世界耐久ロードレース、ダカール・ラリーなどでライダーに製品を提供してきました。キャッチコピー「いつも、その先へ(ALWAYS AHEAD)」のとおり、レースで得たノウハウを「EXPLORER F」などの市販のバイクヘルメットに生かしている点もLS2の特徴です。

LS2の国内正規品と評判

LS2の日本国内の正規輸入元は、LS2 HELMETS JAPANとして公式サイトを運営する株式会社セイデンです。日本向けのヘルメットは、専任のエンジニアが生産工場内の試験施設でSG規格(JIS規格)に基づく試験を行い、ほかの国向けより厳しい検査を経て出荷されています。

評判の面では、デザインと機能性が支持され、LS2のバイクヘルメットは世界100カ国以上で販売されています。日本でもかぶり心地に関する長年のユーザーの声を受けてジャパンフィットモデルが開発され、2024年10月26日のファンミーティングで初公開されました。

LS2のヘルメットを国内で選ぶなら、SG基準の表示があるセイデン取扱いの国内正規品を、正規取扱店で試着してから購入すると安心です。ジャパンフィットモデルの製品情報には、SGに加えてPSC(消費生活用製品安全法に基づく国の基準を満たした製品に付くマーク)の表記もあります。

LS2の機能とテクノロジー

LS2のバイクヘルメットの性格を決めるのは、日本人向けのフィット設計と独自の帽体素材、インナーバイザー(シールドの内側に収納する日よけ)などの視界の機能です。ここでは、LS2のヘルメットに搭載されている独自テクノロジーを解説します。

同じLS2のヘルメットでも、帽体素材とフィットが変わると、軽さやかぶり心地、向いている用途が変わります。比較表を見る前にフィットと帽体素材の違いを押さえておくことが、LS2のヘルメット選びの近道です。

LS2のバイクヘルメットに採用されている主なテクノロジーは以下の5つです。

  • JAPAN FIT|日本人の頭の形に合わせた専用設計
  • HPFC|軽さと強度を両立した独自のグラスファイバー帽体
  • HPTT|高圧高温で成形する独自の混合樹脂帽体
  • カーボンファイバー帽体|ワイドウィーブを重ねた上位モデルの軽量シェル
  • TWIN SHIELD SYSTEM|94%UVカットのインナーバイザー

JAPAN FIT|日本人の頭の形に合わせた専用設計

JAPAN FIT(ジャパンフィット)は、LS2が日本人の頭の形に合わせて衝撃吸収材と内装を作り直した、日本市場向けの専用設計です。欧米人向けの縦長傾向の設計から、横幅の広い日本人の頭に合うヘルメットの設計へと切り替えています。

従来のLS2の日本仕様は、海外仕様の衝撃吸収材(EPS)と内装を使っていました。ジャパンフィットでは衝撃吸収材の形状から内装の形状までを見直しており、LS2は海外ヘルメットメーカーとしては珍しい手法と位置づけています。

モデルごとの工夫も異なり、LS2の「STREAM II」は耳周りの圧迫感を抑えたライナー(内装)、「FAST II」は広く取った耳周りの空間、「RAPID II」は日本のライダー向けに厚みを調整した衝撃吸収材とチークパッド(頬パッド)が特徴です。

骨格にあたる衝撃吸収材から作りを変えているため、内装がなじんだ後もかぶり心地が変わりにくい点がジャパンフィットのメリットです。海外ブランドのヘルメットで側頭部がきつく感じたライダーには、「DRAGON」「FAST II」「STREAM II」「ADVANT-X F」「RAPID II」「EXPLORER PLUS F」のジャパンフィットモデルから選ぶことをおすすめします。

HPFC|軽さと強度を両立した独自のグラスファイバー帽体

HPFC(High Performance Fiberglass Composite)は、LS2が独自に開発した、高性能グラスファイバーの複合素材を使った帽体です。LS2はHPFCを、軽量でありながら高い耐久性と衝撃吸収性を持ち、衝撃を効率よく分散させる素材と位置づけています。

LS2はHPFCの帽体を、「ADVANT-X F」や「EXPLORER PLUS F」、「EXPLORER F」、「CHALLENGER F」といったツーリングやアドベンチャー向けの中〜上位モデルに採用しています。たとえばHPFC帽体の「CHALLENGER F」は、インナーバイザーを内蔵しながら、重量がSサイズで1570±50gです。

インナーバイザーやピンロックシート(シールドの内側に取り付ける曇り止めのシート)など、装備の多いモデルでもヘルメット全体の重さを抑えやすい点がHPFC帽体のメリットです。長時間のツーリングで機能と軽さを両方求めるライダーには、HPFC帽体のLS2をおすすめします。

HPTT|高圧高温で成形する独自の混合樹脂帽体

HPTT(High Pressure Thermoplastic Technology)は、ABS樹脂を主成分にLS2が独自に調合した混合樹脂を、高圧・高温で金型成形する帽体の技術です。ABS樹脂の耐衝撃性と剛性を生かしながら、LS2はHPTTを独自開発の軽量素材として仕上げています。

LS2はHPTTの帽体を、「RAPID II」や「SCOPE」、「STREET FIGHTER」、「COPTER」、「SPITFIRE」など、通勤や街乗り、ツーリングで日常的に使うヘルメットに採用しています。なお、「STREAM II」の帽体は、ABS樹脂を主成分に複数の素材を合成したKPA(Kinetic Polymer Alloy)という別の素材です。

HPTT帽体のモデルはフルフェイスからシステム、ジェット、レトロスタイルまで種類が多く、用途やデザインの好みでLS2のヘルメットを選びやすい点がメリットです。HPTT帽体のジェット「SPITFIRE」はSサイズで1150±50gと軽く、街乗りでも気軽にかぶれます。

カーボンファイバー帽体|ワイドウィーブを重ねた上位モデルの軽量シェル

カーボンファイバー帽体は、LS2が上位モデルに使っている、炭素繊維を織ったシートを何層にも重ねた帽体です。LS2はワイドウィーブ(幅の広い織り目)のカーボンファイバーを多層に重ね、軽さと強さを両立させながら、衝撃のエネルギーを分散させる構造にしています。

カーボンの規格を表す「K」は1,000本の繊維を1束にした単位で、ヘルメットの帽体に使うカーボンの種類を示す目安です。LS2は「DRAGON」と「CHALLENGER C GT」に6K、「THUNDER C GP」の日本正規品のFIM公認仕様に9Kのカーボンファイバーを採用しています。

カーボン帽体を採用しているのは、LS2のラインナップでもツーリングとレースの最上位にあたるモデルに限られます。軽さと上質な見た目を重視して、LS2のヘルメットの中から上位モデルを選びたいライダーには、カーボン帽体のモデルがおすすめです。

TWIN SHIELD SYSTEM|94%UVカットのインナーバイザー

TWIN SHIELD SYSTEM(ツインシールドシステム)は、外側のシールドの内側に、日よけ用のインナーバイザーをもう1枚内蔵するLS2の仕組みです。インナーバイザーはシールドと同じく94%UVカット仕様で、日差しの強い日でも視界のまぶしさを抑えられます。

LS2のインナーバイザーは、帽体の縁にあるスライドスイッチでスムーズに開け閉めできます。「CHALLENGER C GT」や「SCOPE」のインナーバイザーは、深く下がる実用的なタイプです。

トンネルの出入りや夕方の西日など、明るさが急に変わる場面でもサングラスを掛け替えずに済む点が、LS2のインナーバイザーのメリットです。「DRAGON」や「STREAM II」、「CHALLENGER F」、「SCOPE」、「COPTER」など多くのモデルに付いているため、日中のツーリングが多いライダーにはインナーバイザー付きのLS2をおすすめします。

LS2の全種類の違いを比較

ここではLS2のバイクヘルメットの全モデルの種類と違いを解説します。国内で正規販売されている現行モデルを、レース用のカーボンモデルから街乗り向けのジェットまで、グレードと位置づけの高い順に並べました。

比較表のフィットは日本人向けのJAPAN FITと世界共通のUNIVERSAL FITの違い、ピンロックシートは曇り止めのシートが同梱か別売か、または非対応かを表しています。LS2のヘルメットを比べるときは、タイプとフィットで候補を絞り、帽体素材とインナーバイザーの有無で見比べるのが近道です。比較表の後に各モデルの詳細を紹介します。

スクロールできます
モデル名 タイプ フィット 帽体素材 インナーバイザー ピンロックシート
THUNDER C GP フルフェイス(レース) UNIVERSAL FIT カーボン(9K) – 同梱
DRAGON フルフェイス(ツーリング) JAPAN FIT 6Kカーボン あり 同梱
CHALLENGER C GT フルフェイス(ツーリング) UNIVERSAL FIT 6Kカーボン あり 同梱
ADVANT-X F モジュラー(システム) JAPAN FIT HPFC(グラスファイバー) あり 同梱
EXPLORER PLUS F アドベンチャー JAPAN FIT HPFC(グラスファイバー) あり 同梱
EXPLORER F アドベンチャー UNIVERSAL FIT HPFC(グラスファイバー) あり 同梱
CHALLENGER F フルフェイス(ツーリング) UNIVERSAL FIT HPFC(グラスファイバー) あり 同梱
FAST II オフロード JAPAN FIT – なし –
STREAM II フルフェイス(多機能) JAPAN FIT KPA(複合素材) あり 別売対応
STREET FIGHTER フルフェイス(マルチユース) UNIVERSAL FIT HPTT(混合樹脂) – 非対応
SCOPE システム UNIVERSAL FIT HPTT(混合樹脂) あり 同梱
RAPID II フルフェイス(ベーシック) JAPAN FIT HPTT(混合樹脂) なし 別売対応
COPTER ジェット UNIVERSAL FIT HPTT(混合樹脂) あり 非対応
SPITFIRE ジェット(レトロ) UNIVERSAL FIT HPTT(混合樹脂) 内蔵バイザー –

THUNDER C GP

THUNDER C GPの製品画像

項目 内容
モデル名 THUNDER C GP
タイプ フルフェイス(レース)
フィット UNIVERSAL FIT
帽体素材 カーボン(9K)
規格 ECE R22.05/FIM/MFJ/SG

「THUNDER C GP」は、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)とMFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)の公認を受けた、LS2のスポーツカーボンモデルです。従来のLS2のスポーツモデルより視界と空力を高めた設計で、レース向けラインナップの頂点に位置しています。

帽体はワイドウィーブのカーボンを多層に重ねた構造で、LS2の日本正規品のFIM公認仕様は9Kのカーボンファイバーです。規格はECE R22.05(欧州の規格)とFIM、MFJ、SG基準に対応し、小型のレーシングノーズディフレクターを付属させて視界を広げられるようにしています。

シールドにはピンロックシート1枚とティアオフフィルム(汚れたら剥がして使う透明フィルム)5枚が付属し、取り外して洗えるヘルメットの内装には、銀でコーティングした糸のX-Staticを織り込んでいます。なお、FIMの競技用規格は2026年からFRHPhe-02に変わるため、レースに出るときはレギュレーションの確認が欠かせません。

サーキット走行会やスポーツ走行を本気で楽しみたいライダーや、空力と視界にこだわってフルフェイスを選びたいライダーには、LS2のラインナップでいちばんにおすすめしたいレース向けのバイクヘルメットです。

DRAGON

DRAGONの製品画像

項目 内容
モデル名 DRAGON
タイプ フルフェイス(ツーリング)
フィット JAPAN FIT
帽体素材 6Kカーボン
規格 SG/PSC

「DRAGON」は、LS2が「LS2最高峰のツーリング」とうたうジャパンフィットのカーボンフルフェイスで、2026年6月1日に発売された新しいモデルです。ツーリング向けの装備を積みながら、伸びやかなスタイルのヘルメットに仕上げています。

LS2は6Kカーボンの帽体を空力に優れたカーボンエアロフォルムに仕上げ、リアスポイラーを備えたうえで94%UVカットのインナーバイザーも内蔵しました。曇り対策にはピンロックシートMAX120を1枚同梱しており、寒い時期のツーリングでもシールドの視界を保ちやすい装備です。

内装は被り口にレザーを使い、消臭効果のあるX-Staticを採用しています。インカム(バイク用の無線通話機)のスピーカーを収める45mm径のスピーカーホールも備え、長距離ツーリングでの会話や音楽にも対応します。日本人の頭に合うLS2の最上位を選びたいライダーや、カーボン帽体で長距離を快適に走りたいライダーに、まずおすすめしたいバイクヘルメットです。

CHALLENGER C GT

CHALLENGER C GTの製品画像

項目 内容
モデル名 CHALLENGER C GT
タイプ フルフェイス(ツーリング)
フィット UNIVERSAL FIT
帽体素材 6Kカーボン
規格 SG

「CHALLENGER C GT」は、ツーリング&マルチユース向けの「CHALLENGER F」の基本性能をさらに高めた、LS2のカーボンフルフェイスです。フィットは世界共通のユニバーサルフィットで、ジャパンフィットの「DRAGON」と並ぶLS2のカーボン系ツーリングモデルにあたります。

LS2は帽体に6Kカーボンファイバーをワイドウィーブで多層に重ね、軽さと強さを両立させています。TWIN SHIELD SYSTEMのインナーバイザーは深く下がる実用的なタイプで、センターロック式(シールドの中央で留める方式)のシールドもレバー操作で外せる作りです。

3Dレーザーカットで作った一体型のネック・チークパッドが顔のカーブに沿い、付属のグラッシーズシステム(バンド2個)でヘルメットをかぶった後でもメガネを掛けやすくなっています。ピンロックシートも1枚付属し、内装は取り外して洗濯できます。

スポーティーな見た目と軽さを求めながら、インナーバイザーなどツーリングの装備も外せないライダーにおすすめのLS2です。ユニバーサルフィットのモデルなので、購入前に試着してかぶり心地を確かめることをおすすめします。

ADVANT-X F

ADVANT-X Fの製品画像

項目 内容
モデル名 ADVANT-X F
タイプ モジュラー(システム)
フィット JAPAN FIT
帽体素材 HPFC(グラスファイバー)
規格 SG/PSC

「ADVANT-X F」は、チンバー(あごを覆うパーツ)が顎部から後頭部まで180度跳ね上がる、LS2の進化型システムヘルメットです。従来の90度開くシステムヘルメットより動きが大きく、見た目でも個性を主張できます。

帽体にはLS2独自のグラスファイバーHPFCを使い、シールドは横方向215°の広い視野を確保しています。新設計のスライドスイッチでシールドをワンタッチで着脱でき、帽体の左縁のスイッチで開け閉めするインナーバイザーとピンロックシートMAX120も付いてくる充実ぶりです。

スピーカーホールは従来品より大きく深い作りで、インカムを付けたツーリングでも使いやすい仕様です。給油や休憩のときにヘルメットを脱がずに顔を出せる点も便利ですが、LS2は走行時にチンバーを閉めるよう案内しており、チンバーを開けるのは停車中の使い方になります。サイズはM〜XXLの展開で、Sサイズは用意されていません。

ツーリング先でも人と違うシステムヘルメットをかぶりたいライダーや、日本人向けのかぶり心地でシステムヘルメットを探しているライダーにおすすめの、LS2らしい個性を持ったモデルです。

EXPLORER PLUS F

EXPLORER PLUS Fの製品画像

項目 内容
モデル名 EXPLORER PLUS F
タイプ アドベンチャー
フィット JAPAN FIT
帽体素材 HPFC(グラスファイバー)
規格 SG/PSC

「EXPLORER PLUS F」は、インナーバイザーを装備したLS2のアドベンチャーヘルメットを、ジャパンフィットに進化させたモデルです。ロングツーリングで役立つ機能を多く備えた、多機能モデルに位置づけられています。

HPFCの帽体に94%UVカットのインナーバイザーを組み合わせ、曇り対策にはピンロックシートMAX70を1枚同梱しました。ベンチレーション(走行風を取り込む換気の仕組み)はあご部と頭頂部にシャッター付きの吸気ポート、後頭部と側面にシャッター付きの排気ポートを持ち、後方の常に開いた排気ポートからヘルメット内の湿気を逃がします。

LS2は専用アクセサリーとして、ひさし状のピークバイザー(PV-1)とピークカバー(PC-1)を用意しており、走る場面や好みに合わせてスタイルを変えられます。スピーカーホールも従来品より大きく深い作りで、インカムを使うロングツーリングに向いた仕様です。

林道と舗装路を走り継ぐアドベンチャーバイクのライダーや、長距離ツーリングで日本人向けのかぶり心地を重視するライダーにおすすめのバイクヘルメットです。サイズはM〜XXLの4サイズ展開で、Sサイズは設定されていません。

EXPLORER F

EXPLORER Fの製品画像

項目 内容
モデル名 EXPLORER F
タイプ アドベンチャー
フィット UNIVERSAL FIT
帽体素材 HPFC(グラスファイバー)
規格 SG

「EXPLORER F」は、ダカール・ラリー出場選手のサポートを長年続けてきたLS2が、ラリーで得た経験を生かして作ったアドベンチャーヘルメットです。フィットは世界共通のユニバーサルフィットを採用しています。

LS2はHPFCの帽体に、風の抵抗を抑えるスリットを備えた角度調整式のピークバイザーを組み合わせています。94%UVカットのインナーバイザーとピンロックシート1枚も付属し、あご部と頭部前方から取り込んだ外気を後頭部の排気ポートから抜くベンチレーションは、すべてシャッター付きです。

ネックパッドとチークパッドは3Dレーザーカット技術で作られ、顔のカーブに沿って収まります。重量はピークバイザー込みでSサイズ1685±50gと、装備の多いアドベンチャーヘルメットらしく重めの仕上がりです。

オフロードの雰囲気を楽しみたいアドベンチャーライダーにおすすめのLS2です。頭の側面がやや細めの作りで、ワンサイズ上が合う場合もあるため、購入前の試着でサイズを確かめておくと失敗しません。

CHALLENGER F

CHALLENGER Fの製品画像

項目 内容
モデル名 CHALLENGER F
タイプ フルフェイス(ツーリング)
フィット UNIVERSAL FIT
帽体素材 HPFC(グラスファイバー)
規格 SG

「CHALLENGER F」は、ツーリング&マルチユース向けのフルフェイスで、カーボンモデル「CHALLENGER C GT」のベースになったLS2の世界共通モデルです。HPFCの帽体にTWIN SHIELD SYSTEMの94%UVカットのインナーバイザーを内蔵し、重量はSサイズで1570±50gに収まっています。

センターロック式のシールドは密閉性に優れ、レバー操作でヘルメットから外し、位置を合わせてはめ込むだけで交換できます。傷つきにくいシールドは面積が広く、周辺の視界も確保しやすい作りです。ピンロックシート(クリア)も1枚同梱しています。

顎部と頭部前方、頭頂部の吸気ポートには開口を調整するスイッチがあり、吐く息がシールドに当たりにくくするブレスディフレクターも備えています。新品時は頬周りがやや狭めですが、使い込むと内装が左右に広がってなじむヘルメットです。

ツーリングから通勤まで1つのヘルメットでこなしたいライダーや、カーボンほどの軽さは求めずに装備を充実させたいライダーには、LS2の世界共通モデルの中でも「CHALLENGER F」をおすすめします。

FAST II

FAST IIの製品画像

項目 内容
モデル名 FAST II
タイプ オフロード
フィット JAPAN FIT
帽体素材 –
規格 SG/PSC/MFJ公認

「FAST II」は、LS2の日本正規品で初めてのオフロードヘルメットで、ラリーサポートの経験を反映したMFJ公認(モトクロス)モデルです。2026年6月1日に発売されたジャパンフィットのモデルでもあります。

ジャパンフィットの内装は耳周りの空間を広く取った作りで、ゴーグルのバンドを留めるアウトリガータイプのバンドベースを採用し、LS2 AURA GOGGLEに対応しています。あご紐は2つのD型金具に通して締めるダブルDリングで、ピークバイザー(PV-3)は別売のオプションです。

45mm径のスピーカーホールも備えており、林道ツーリングでインカムを使いたいライダーにも対応します。オフロードヘルメットのためインナーバイザーは付いておらず、日差しやほこりへの対策はゴーグルと組み合わせて行います。モトクロスやエンデューロ、林道走行を楽しむライダーや、MFJ公認のオフロードヘルメットを日本人向けのかぶり心地で選びたいライダーにおすすめのLS2です。

STREAM II

STREAM IIの製品画像

項目 内容
モデル名 STREAM II
タイプ フルフェイス(多機能)
フィット JAPAN FIT
帽体素材 KPA(複合素材)
規格 SG/PSC

「STREAM II」は、ツーリングからストリートまで幅広いライダーに向けた、LS2の多機能フルフェイスです。ジャパンフィットのライナーを新しい構造で設計し、課題だった耳周りの圧迫感を軽くしながら、しっかりしたホールド感を持たせています。

LS2は帽体にABS樹脂を主成分に複数の素材を合成したKPA(Kinetic Polymer Alloy)を使い、衝撃のエネルギーを効率よく吸収・分散させる設計です。シールドは横方向214°の広い視野を持ち、プッシュ式のセンターロックで風切り音や雨の侵入を防ぎます。

ダークスモークの94%UVカットインナーバイザーを標準装備し、スピーカーホールはプレミアムインカムを付けても耳に当たりにくい大きく深い作りです。ピンロックシートMAX70は別売のため、冬場や雨の日に乗るなら追加で用意すると快適に走れます。インカムで会話しながらツーリングしたいライダーや、はじめてのLS2に機能の多いフルフェイスを選びたいライダーにおすすめのバイクヘルメットです。

STREET FIGHTER

STREET FIGHTERの製品画像

項目 内容
モデル名 STREET FIGHTER
タイプ フルフェイス(マルチユース)
フィット UNIVERSAL FIT
帽体素材 HPTT(混合樹脂)
規格 SNELL M2020R/DOT/MFJ特選規格/SG

「STREET FIGHTER」は、アメリカ市場で先行して販売された、LS2のマルチユースフルフェイスです。本体と同色のピークバイザー(PV-2)が付属し、付け外しでフルフェイスとアドベンチャースタイルを切り替えられます。

帽体はHPTTで、米国のSNELL M2020R(スネル財団の規格)とDOT(米国運輸省の規格)を取得し、LS2の日本正規品はMFJ特選規格とSG基準にも対応しています。シールドは94%UVカットとアンチフォグ(曇り止め)加工を施したビス留め式で、頬パッドは3Dレーザーカットでメガネを掛けやすい形です。

一方で、「STREET FIGHTER」はピンロックシートに対応しておらず、スピーカーホールもありません。インカムを付けるときは耳周りの余裕を確かめる必要があり、ダークスモークのシールドはトンネルや夜間の使用を避けるよう公式が案内しています。ストリートからアドベンチャー風の見た目まで1つのヘルメットで楽しみたいライダーや、複数の規格を取得したモデルを選びたいライダーにおすすめのLS2です。

SCOPE

SCOPEの製品画像

項目 内容
モデル名 SCOPE
タイプ システム
フィット UNIVERSAL FIT
帽体素材 HPTT(混合樹脂)
規格 SG

「SCOPE」は、ツーリングで便利なシステムヘルメットを現代のニーズに合わせて開発した、LS2のモデルです。公式ではコミューター(通勤向け)モデルに分類されており、毎日の通勤にも使いやすい位置づけにあります。

LS2はHPTTの帽体に、深く下がる94%UVカットのインナーバイザー(TWIN SHIELD SYSTEM)を組み合わせ、ピンロックシートも1枚付属させています。チンバーには親指を掛けやすいロック解除スイッチがあり、顎部と頭部前方の吸気ポートも開口を調整できるスイッチ付きです。

内装はメガネを掛けやすいグラッシーズフィッティングで、あご下からの風を防ぐ着脱式のチンカーテンも付いています。重量はSサイズで1795±50gと、同じSサイズの「CHALLENGER F」より重いため、店頭でかぶって重さも確かめておくと安心です。休憩や給油で顔を出す場面が多い通勤ライダーや、ツーリングで使いやすいシステムヘルメットを探しているライダーには、LS2の「SCOPE」をおすすめします。

RAPID II

RAPID IIの製品画像

項目 内容
モデル名 RAPID II
タイプ フルフェイス(ベーシック)
フィット JAPAN FIT
帽体素材 HPTT(混合樹脂)
規格 SG/PSC

「RAPID II」は、基本性能を高めたLS2のベーシックなフルフェイスで、通勤やツーリングに向けたジャパンフィットのモデルです。衝撃吸収材の形状とチークパッドの厚みを日本のライダー向けに調整し、側面の圧迫感を和らげたやさしいかぶり心地を目指しています。

帽体には独自開発の軽量素材HPTTを使い、顎部と頭部にシャッター付きの吸気ポート、後頭部に排気ポートを設けてヘルメット内に空気の流れを作ります。スピーカーホールは従来品より大きく深い作りで、インカムを付けやすい仕様です。

一方で、「RAPID II」にはインナーバイザーが付いておらず、ピンロックシートMAX70も別売です。日差し対策には別売のミラーシールドを選ぶ手があり、装備の多さよりもかぶり心地と基本性能を優先したモデルといえます。はじめてのフルフェイスを探しているライダーや、装備をシンプルにして日本人の頭に合うLS2を選びたいライダーにおすすめのバイクヘルメットです。

COPTER

COPTERの製品画像

項目 内容
モデル名 COPTER
タイプ ジェット
フィット UNIVERSAL FIT
帽体素材 HPTT(混合樹脂)
規格 SG

「COPTER」は、大型のベンチレーションが目を引くLS2のジェットヘルメットで、ほかのモデルと同じくバルセロナのデザインスタジオで設計されました。公式ではコミューター(通勤向け)モデルに分類されています。

LS2はHPTTの帽体の頭頂部左右に吸気ポート、後頭部に排気ポートを設け、シャッター付きのトップベントは雨の日に閉めて使うよう案内しています。シールドは94%UVカットで、先端のベンチレーションスイッチで曇りを抑える仕組みです。

ジェットヘルメットながら94%UVカットのインナーバイザーを内蔵し、インカム用のスピーカーホールも付いています。重量はSサイズで1360±50gと軽めですが、ピンロックシートには全カラーで対応していないため、冬場の曇り対策はベンチレーションスイッチで行います。夏場の通勤や街乗りで涼しさを重視するライダーや、ジェットでもインナーバイザーが欲しいライダーにおすすめのLS2です。

SPITFIRE

項目 内容
モデル名 SPITFIRE
タイプ ジェット(レトロ)
フィット UNIVERSAL FIT
帽体素材 HPTT(混合樹脂)
規格 SG

「SPITFIRE」は、すっきりした外観で長く使えるデザインを目指した、LS2のレトロスタイルのジェットヘルメットです。公式ではダウンタウン(街乗り)モデルに分類され、帽体に縁ゴムを付けず、丸みのあるシンプルな形に仕上げています。

バイザーはヘルメットのフォルムを崩さないビルトインタイプで、94%UVカット仕様のうえ、ショートとロングの2段階で開け閉めできます。チークパッドの一部とネックパッドはゴールドのステッチを入れたレザー調素材で、レトロな雰囲気を内装までそろえた作りです。

帽体はHPTTで、重量はSサイズで1150±50gと軽く、ちょっとした買い物や近所の移動でも気軽にかぶれます。一部のカラーはM〜XXLの展開になるため、Sサイズを探している場合は色選びにも注意が必要です。クラシックバイクやスクーターに合わせたいライダーや、街乗りで気軽にかぶれるジェットを探しているライダーにおすすめのLS2です。

まとめ

この記事では、LS2の歴史や独自テクノロジーと、国内で正規販売されている現行のバイクヘルメットを全モデル比較して解説しました。LS2はスペイン・バルセロナに本社とデザインスタジオを置き、年間250万個超(OEM含む)の生産体制と日本人向けのジャパンフィットを持つヘルメットブランドです。

LS2のヘルメット選びでは、サーキットなら「THUNDER C GP」、カーボン帽体で長距離ツーリングを走るなら「DRAGON」か「CHALLENGER C GT」、システムなら「ADVANT-X F」か「SCOPE」が候補になります。

アドベンチャーなら「EXPLORER PLUS F」か「EXPLORER F」、オフロードなら「FAST II」、インカムを使う多機能フルフェイスなら「STREAM II」がおすすめです。はじめてのフルフェイスなら「RAPID II」、ジェットなら涼しさ重視の「COPTER」かレトロな「SPITFIRE」を選ぶと、用途に合うLS2のヘルメットが見つかります。

ジャパンフィットかユニバーサルフィットかでかぶり心地は大きく変わるため、セイデンが扱う国内正規品を正規取扱店で試着して選ぶと安心です。この記事が、LS2のバイクヘルメット選びの参考になれば嬉しいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

20代で免許を取ってから、通勤とツーリングの両方でバイクに乗り続けています。以来、ヘルメットやジャケットを複数ブランド買い替えながら、規格や素材、季節ごとの使い分けを購入者の目線で整理してきました。安全に関わる装備選びで迷う方に向けて『モトナビ』を運営しています。

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする

タップできる目次