【2026最新】ジェットヘルメットおすすめ10選!人気7ブランドを徹底比較

  • ジェットヘルメットのおすすめはどれを選べばいい?
  • インナーバイザー付きやインカム対応など、ブランドごとの違いがわからない
  • 通勤からツーリングまで使える最新のジェットヘルメットを知りたい

ジェットヘルメットとは、頭頂部から後頭部と耳までを帽体で覆い、あごの部分を開けた形のバイク用ヘルメットです。視界が広く脱ぎかぶりもしやすいため、通勤や街乗りから週末のツーリングまで、幅広いライダーに選ばれています。

走り方に合わないジェットヘルメットを選ぶと、高速道路で走行風にあおられて首が疲れたり、シールドの下から入る風や日差しで運転に集中しにくくなったりします。ジェットヘルメットの開放感を損なわず快適にバイクに乗るためには、安全規格やシールドの形を理解し、走り方に合うジェットヘルメットを選ぶことが重要です。

この記事では、ジェットヘルメットの選び方と、ブランド別のおすすめモデルを紹介します。インナーバイザー付きやインカム対応のモデルを探しているライダーは、ぜひ参考にしてください。

タップできる目次

おすすめのジェットヘルメットの特徴

ジェットヘルメットは、帽体(ヘルメットの外側を形づくる硬い殻)で頭頂部から後頭部、耳までを覆い、顔の前とあごを開けたバイク用ヘルメットです。フルフェイスと比べて左右と下方向の視界が広く、軽くて脱ぎかぶりもしやすいうえ、夏でも顔まわりに風が通ります。

通勤や通学では、駐輪や買い物のたびにヘルメットを脱ぎかぶりするため、ジェットヘルメットの脱ぎかぶりのしやすさは毎日の使い勝手に直結します。一方で、あごを覆うチンガードがないぶん、安全規格やシールドの形、サイズ合わせはフルフェイス以上に丁寧に確かめたいポイントです。

ジェットヘルメットは、シンプルな装備の通勤向けモデルから、インナーバイザーやインカムの取り付け機構を備えたツーリング向けまで種類が豊富です。バイクでの走り方に合わないモデルを選ぶと、日差しや風の巻き込み、首の疲れに悩まされるため、安全規格とサイズを確かめたうえで、シールドや帽体の機能を順に見比べると迷わず選べます。

ジェットヘルメットを選ぶときに押さえておきたい6つのポイントは以下のとおりです。

  • 安全規格はPSCマークとSGマークを必ず確認する
  • 頭囲を測って試着しジャストサイズを選ぶ
  • 走り方に合わせてシールドの長さと形を選ぶ
  • 日差しが気になるならインナーバイザー付きがおすすめ
  • 長距離を走るなら軽さと空力に優れた帽体を選ぶ
  • インカムやメガネを使うなら対応する内装を選ぶ

安全規格はPSCマークとSGマークを必ず確認する

バイク用のヘルメットは、消費生活用製品安全法にもとづく国の安全基準を満たしたことを示すPSCマークがないと販売できません。ジェットヘルメットを選ぶときは、PSCマークとあわせて、一般財団法人製品安全協会の基準に適合した製品に付くSGマークも確認したい項目です。SGマーク付きの製品には、製品の欠陥による人身事故が起きたときの賠償制度が付いています。

SGマークのヘルメットには「125cc以下用」と「排気量無制限」の区分があり、125ccを超えるバイクに乗るなら排気量無制限のジェットヘルメットを選びます。JIS(日本産業規格)に適合したモデルに加え、アメリカのスネル記念財団が定めるスネル規格に適合したモデルもあり、試験の厳しさを重視するライダーにはスネル規格も有力な判断材料です。

海外ブランドのジェットヘルメットは、並行輸入品だとSG基準の認証を受けていない場合があります。国内の正規代理店が扱う正規品を選ぶと、SG基準の認証を受けたモデルを日本の販売店で購入できます。

頭囲を測って試着しジャストサイズを選ぶ

ジェットヘルメットのサイズは、メジャーで眉の上と後頭部のいちばん出っ張った部分を通る頭囲を測り、メーカーのサイズ表に当てはめて決めるのが基本です。頭囲57〜58cmをMサイズとするメーカーが多いものの、同じサイズ表記でも帽体の形や内装の厚みはモデルごとに違うため、かぶり心地まで同じにはなりません。

販売店で試着するときは、頭を左右に振ってもヘルメットがずれないか、頬やこめかみに痛みがないかを確かめます。サイズ展開もモデルによって差があり、S〜Lの3サイズだけのバイク用ヘルメットから、XXSやXXXLまで用意するモデルまでさまざまです。

内装パッドを厚みの違うものに交換して微調整できるモデルや、SHOEIの「P.F.S.」(Personal Fitting System)のように販売店で内装を調整するサービスもあります。頭にジャストフィットしたジェットヘルメットなら、走行中にぐらつかず、長時間かぶっても締めつけによる不快感が出にくいのが利点です。

走り方に合わせてシールドの長さと形を選ぶ

ジェットヘルメットのシールドには、あごの下まで覆うロングタイプや、前に丸く膨らんだバブルシールドなどの形があり、シールドを付けずにゴーグルを合わせるモデルもあります。虫や雨、小石が顔に当たるのを防ぐため、通勤やツーリングで使うならシールド付きのジェットヘルメットが基本です。

シールドの下から入り込む巻き込み風は、高速道路を走ると目の乾きや顔の冷えにつながります。下端の形やリブで風の侵入を抑えたシールドや、ピンロックシート(シールドの内側に取り付けて二重構造にする曇り止めシート)に対応したシールドなら、雨の日や冬場も視界を確保しやすくなります。

UVカットやハードコート加工のシールドなら、紫外線と細かなキズを抑えられるのもメリットです。シールドは使ううちに傷む消耗品のため、交換用のクリアシールドやスモークシールドを補修パーツとして用意しているバイク用ヘルメットを選ぶと、長く使い続けられます。

日差しが気になるならインナーバイザー付きがおすすめ

インナーバイザーとは、ジェットヘルメットのシールドの内側に内蔵したスモークのバイザーで、レバーやスイッチで下ろすとサングラスのように日差しをさえぎります。メーカーによって「サンバイザー」「インナーサンシェード」とも呼ばれ、晴れた日のツーリングや西日の強い帰り道でまぶしさを抑えるのに役立つ装備です。

トンネルに入るときや日が陰ったときは、バイザーを上げるだけでクリアな視界に戻せるため、サングラスを持ち歩いて掛け替える手間がなくなります。メガネをかけているライダーも、度付きのサングラスを別に用意せずに日差しに対応できる点が、インナーバイザー付きジェットヘルメットの強みです。

インナーバイザーを収めるスペースが必要なぶん、帽体がひと回り大きく、重くなる傾向があります。軽さや小ぶりな見た目を優先したいライダーは、スモークシールドやサングラスで日差しに対応する方法も選べます。

長距離を走るなら軽さと空力に優れた帽体を選ぶ

ジェットヘルメットの重さは走行中に首や肩にかかる負担に直結するため、長い距離を走るライダーほど軽さを重視したい要素です。今回紹介するジェットヘルメットでも、公表されている重量はMサイズ前後で約1.1〜1.5kgと幅があり、メーカーの公表値を見比べると候補を絞りやすくなります。

帽体の素材は、ポリカーボネートやABSなどの樹脂系と、ガラス繊維などを樹脂で固めたFRP(繊維強化プラスチック)系の2種類が中心です。樹脂系は成形しやすく多くのモデルに使われ、FRP系は繊維の組み合わせ方で軽さと強さを両立しやすいため、SHOEIやアライ、WINSのジェットヘルメットが採用しています。

高速道路を使うライダーは、走行風でヘルメットが浮き上がる力や後ろに引っ張られる力を抑える空力設計にも目を向けておくと安心です。熱気を後頭部から逃がすベンチレーション(走行風を取り込んでヘルメット内を換気する開閉式の穴)の数や開閉のしやすさも、夏場の蒸れやすさを左右します。

インカムやメガネを使うなら対応する内装を選ぶ

インカム(仲間との会話やナビの音声をヘルメット内で聞くための通信機器)を使うなら、耳まわりにスピーカーを収めるくぼみがあるジェットヘルメットが候補です。スピーカーの収納スペースが広いモデルや専用の取り付け機構を備えたモデルなら、耳が圧迫されにくく、音もはっきり聞き取れます。

メガネをかけるライダーは、内装にメガネのつるを通すスリット(切れ込み)があるか、ヘルメットをかぶったあとにメガネを差し込みやすい形になっているかを確かめます。つるが内装に押さえつけられると短い距離でもこめかみが痛くなるため、試着の際はメガネをかけたままかぶってみるのが確実です。

夏は汗で内装が汚れやすいため、内装を取り外して洗えるバイク用ヘルメットなら清潔に保てます。チークパッドやあご紐のカバーまで外せるモデルを選ぶと、においの原因になる汗汚れまで手洗いで落とせるので便利です。

ジェットヘルメットおすすめ10選

ここでは、おすすめのジェットヘルメットをブランド別に紹介します。通勤や街乗りに向くシンプルなモデルから、インナーバイザーやインカムの取り付け機構を備えたツーリング向け、スネル規格のスポーツ系まで、各モデルの特徴と搭載技術、おすすめのライダー層を解説します。

通勤からツーリングまでおすすめのジェットヘルメットは以下のモデルです。

  • 【LS2】COPTER
  • 【YAMAHA】YJ-22II ZENITH
  • 【YAMAHA】YJ-V ZENITH
  • 【OGK KABUTO】AVAND-2
  • 【OGK KABUTO】EXCEED-2
  • 【WINS】G-FORCE SS JET typeC
  • 【NOLAN】N40-5
  • 【SHOEI】J・O+
  • 【SHOEI】J-Cruise 3
  • 【Arai】VZ-RAM

【LS2】COPTER

【LS2】COPTERの製品画像

項目 内容
ブランド LS2
モデル名 COPTER
規格 SG基準認証品
帽体素材 ABS樹脂主成分(HPTT)
日差し対策 インナーバイザー

「COPTER」は、バルセロナのデザインスタジオで設計されたLS2のジェットヘルメットで、頭頂部の大きなベンチレーションとインナーバイザーを備えたモデルです。LS2はMotoGPの選手も着用するヘルメットブランドで、日本ではLS2 Helmets JAPANが国内正規品を扱い、ヘルメットホルダー用のDリングを日本独自の装備として付けています。

「COPTER」の帽体には、ABS樹脂を主成分とするLS2独自の混合樹脂「HPTT」を使い、衝撃吸収材には密度の異なる発泡材を組み合わせた「MULTI-DENSITY EPS」を採用しました。シールドとインナーバイザーはどちらも94%UVカットで、インナーバイザーは帽体のフチのスライドスイッチで素早く上げ下げできます。

頭頂部左右の吸気ポートと後頭部の排気ポートで熱気を逃がし、メガネをかけやすい「グラッシーズフィッティング内装」も取り外して洗えるため、夏の通勤や街乗りで蒸れを抑えたいライダーにおすすめのジェットヘルメットです。LS2の「COPTER」はSサイズがなくM〜XXLの展開で、新品時はチークパッドの下側が狭めなので、試着してから選びます。

【YAMAHA】YJ-22II ZENITH

【YAMAHA】YJ-22II ZENITHの製品画像

項目 内容
ブランド YAMAHA
モデル名 YJ-22II ZENITH
規格 JIS2種・SG
帽体素材 ポリカーボネート複合素材
日差し対策 サンバイザー

「YJ-22II ZENITH」は、ヤマハ発動機グループのワイズギアが手がけるZENITHシリーズのジェットヘルメットで、「気軽に、オシャレに、快適に。」をテーマにサンバイザーを内蔵しています。通勤や通学からツーリング、街乗りまで、バイクに乗るさまざまな場面で使いやすいモデルです。

ヤマハの「YJ-22II ZENITH」は、ヘルメット側面のレバーでサンバイザーを素早く出し入れできる「ラピッドファイアサンバイザーシステム」を採用しています。シールドは別売のピンロックシートを取り付けられる「ピンロックシート装着可能シールド」で、UVカットとハードコートを施し、工具なしで交換できる「ワンタッチシールド着脱システム」で着け外しします。

朝夕の日差しが強い時間帯に通勤するライダーや、はじめてサンバイザー付きのジェットヘルメットを使うライダーには、JIS2種とSGに適合したヤマハの「YJ-22II ZENITH」がおすすめです。内装にはメガネスリットもある一方、サイズはS〜L(頭囲55〜59cm)の3サイズだけで、頭囲が59cmを超えるライダーには合いません。

【YAMAHA】YJ-V ZENITH

【YAMAHA】YJ-V ZENITHの製品画像

項目 内容
ブランド YAMAHA
モデル名 YJ-V ZENITH
規格 JIS2種・SG
帽体素材 ポリカーボネート複合素材
日差し対策 ライトスモークシールド標準

「YJ-V ZENITH」は、ワイズギアが2026年3月下旬から順次発売したジェットヘルメットで、従来の「YJ-20 ZENITH」の後継にあたります。ヤマハのZENITHマークのほか、音叉マークを付けた「YJ-V TF」も選べ、通勤や通学から週末のツーリングまで、バイクで出かける場面を幅広くカバーします。

ヤマハは「YJ-V ZENITH」の帽体形状を「エアロダイナミクスデザイン」で見直し、従来モデル比で揚力係数(ヘルメットが浮き上がる力の係数)を14%、空気抵抗係数を3%減らしました。走行風を取り込む「開閉式ダイレクトベンチレーション」と、グローブをしたまま着け外しできる「マイクロラチェット式チンストラップ」も備えます。

ヤマハの「YJ-V ZENITH」は3つの帽体でフィット感を整え、耳まわりに最大φ50mmのスピーカーを収めるスペースとメガネスリットを設けているため、インカムを付けて毎日バイクに乗りたいライダーへまずおすすめしたいジェットヘルメットです。サイズはXS〜XXL(一部カラーを除く)と幅広い反面、インナーバイザーはなく、日差しは標準のライトスモークシールドで抑えます。

【OGK KABUTO】AVAND-2

【OGK KABUTO】AVAND-2の製品画像

項目 内容
ブランド OGK KABUTO
モデル名 AVAND-2
規格 −
帽体素材 −
日差し対策 −

「AVAND-2」は、OGK KABUTOが「街乗りからスポーツライディングまでカバーする、スポーティオープンフェイスモデル」と位置づけるジェットヘルメットです。日常の足として気軽にかぶれる扱いやすさと、峠道などのスポーツ走行にもなじむスポーティな帽体の形を両立させたモデルで、ネイキッドやスポーツバイクとも合わせやすいデザインです。

標準装備の「SAJ-Pシールド」(ライトスモーク)はピンロックシートの取り付けに対応し、OGK KABUTOの特許技術「ウェイクスタビライザー」がヘルメットまわりの気流を整えて、走行中のヘルメットのふらつきや首への負担を抑えます。「AVAND-2」の内装は取り外して洗えるため、汗をかく夏場も清潔に使いやすい仕様です。

街乗りの気軽さを保ちながら、休日はワインディングもスポーティに走りたいライダーに、OGK KABUTOの「AVAND-2」をおすすめします。インナーバイザーは備えていないため、日差しはスモークシールドで抑える前提のジェットヘルメットで、サイズはS〜XL(頭囲55〜62cm)の4サイズから選べます。

【OGK KABUTO】EXCEED-2

【OGK KABUTO】EXCEED-2の製品画像

項目 内容
ブランド OGK KABUTO
モデル名 EXCEED-2
規格 JIS
帽体素材 −
日差し対策 インナーサンシェード

「EXCEED-2」は、OGK KABUTOの軽量なオープンフェイス「EXCEED」をもとに、空力性能を高めて開発されたジェットヘルメットです。日差しを広くさえぎる幅広のインナーサンシェードを内蔵し、高速道路を使うツーリングまで見すえたバイク用ヘルメットです。

「EXCEED-2」の標準の「SAJ-3 UICシールド」は走行風を分けて流し、ヘルメットまわりの乱気流を抑える形状で、特許技術の「ウェイクスタビライザー」も気流を整えて走行中の負担を減らします。帽体はFEM解析(コンピューター上で強度を計算する手法)で軽さと強さのバランスをとり、2シェル/5サイズの設定で頭の大きさに合わせやすくしています。

工具なしでシールドを交換できる「SAJ Shield System」や洗える「COOLMAX」内装、広げたインカムの取り付けスペースも備え、インナーサンシェードとインカムを1つのジェットヘルメットで使いたいツーリングライダーにおすすめです。OGK KABUTOの「EXCEED-2」はXS(頭囲54〜55cm)から選べる一方、ピンロックシートはオプションになります。

【WINS】G-FORCE SS JET typeC

【WINS】G-FORCE SS JET typeCの製品画像

項目 内容
ブランド WINS
モデル名 G-FORCE SS JET typeC
規格 −
帽体素材 GFRP(ドライファイバー)
日差し対策 ダブルバイザー

「G-FORCE SS JET typeC」は、首の負担と疲れを減らすことがライディングへの集中と安全につながるという考えでヘルメットを作るWINS(ウインズジャパン)のジェットヘルメットです。アジア人の頭に合わせた設計を採用し、typeCは従来より長いロングインナーバイザーに対応して、側面のレバーで出し入れする「ダブルバイザー」を備えています。

「G-FORCE SS JET typeC」の帽体は、樹脂をしみ込ませた繊維シート(プリプレグ)を、内側からエアーバッグで加圧し外側を真空引きする「PPVA製法」で成形した「ドライファイバーシェル」です。余分な樹脂を残さず厚みをそろえて軽さと耐衝撃性を両立し、シールドは5段階で開いて最後に完全に密閉する「シールドデュアルアクションクロージング」を採用しています。

別売のフェイスガードを付ければ視界の広いフルフェイスにもなるため、軽さを重視するツーリングライダーや、季節でジェットヘルメットとフルフェイスを使い分けたいライダーにとって、WINSの「G-FORCE SS JET typeC」は有力なおすすめ候補です。サイズはカラーによってXXS〜XLかM〜XLに分かれ、一部カラーは生産終了で店頭在庫のみになっています。

【NOLAN】N40-5

【NOLAN】N40-5の製品画像

項目 内容
ブランド NOLAN
モデル名 N40-5
規格 SG
帽体素材 LEXANポリカーボネート
日差し対策 インナーバイザー

「N40-5」は、世界で初めてラチェット式のあご紐を採用したイタリアのヘルメットメーカーNOLANのジェットヘルメットで、国内公式での表記は「N405」です。日本ではデイトナが正規代理店を務めており、海外ブランドのバイク用ヘルメットながら、SG規格の国内正規品を日本の販売店で購入できます。

「N40-5」の帽体は、機動隊の盾にも使われる耐衝撃性の高い「LEXANポリカーボネート」製です。左下のレバーで高さを7段階から選べる「UV400インナーバイザー」は両面に曇り止めとキズ防止の加工を施し、上部から取り込んだ風を頭の重要な部分へ送る「エアブースターテクノロジー」がヘルメット内を換気します。

NOLANの「N40-5」には曇り止めのピンロックシートが付属し、あご紐はラチェット式の「マイクロロック」、チークパッド一体の内装は取り外して洗えるため、雨の日や寒い季節も走るツーリングライダーなら、おすすめの候補に入れておきたいジェットヘルメットです。一方で重量は国内公式に記載がないため、軽さを重視するライダーは販売店で実物をかぶって確かめておきます。

【SHOEI】J・O+

【SHOEI】J・O+の製品画像

項目 内容
ブランド SHOEI
モデル名 J・O+
規格 JIS
帽体素材 AIM(ガラス繊維+有機繊維)
日差し対策 なし(V-480はオプション)

「J・O+」は、SHOEIのスモールジェット「J・O」に2024年に加わったシリーズモデルで、SHOEIのクラシックロゴとステッチ入りのフチゴムでクラシカルな雰囲気に仕上げたジェットヘルメットです。ファッション性と機能性、安全性の両立を掲げており、クラシックなバイクやスクーターに合わせやすい小ぶりなシルエットが特徴です。

「J・O+」の帽体には、ガラス繊維と有機繊維を組み合わせたSHOEI独自の「AIM」(Advanced Integrated Matrix)を採用しています。大きく湾曲した「CJ-3シールド」はメガネやサングラスと干渉しにくい形と開閉角度で巻き込み風を抑え、左右のプリセットレバーでシールド下端の位置を3段階から選べます。

チンストラップカバーまで外して洗える「フル着脱内装」を備え、重量はソリッドモデルのMサイズで1,115gと軽いため、小ぶりでおしゃれなジェットヘルメットで街乗りやのんびりしたツーリングを楽しみたいライダーにはおすすめできるモデルです。SHOEIの「J・O+」はインナーバイザーを内蔵しておらず、日差し対策は前頭部のホックに付けるオプションの「V-480バイザー」やサングラスで補います。

【SHOEI】J-Cruise 3

【SHOEI】J-Cruise 3の製品画像

項目 内容
ブランド SHOEI
モデル名 J-Cruise 3
規格 JIS
帽体素材 AIM+(複合積層)
日差し対策 インナーサンバイザー

「J-Cruise 3」は、SHOEIのツーリング向けジェット「J-Cruise」シリーズの3代目として2024年に登場したジェットヘルメットです。インナーサンバイザーやインカムの専用取り付け機構など、ロングツーリングに出かけるバイク乗りが求める装備をひととおりそろえ、サイズもS〜XXXLと幅広く用意しています。

「J-Cruise 3」の帽体は高性能な有機繊維を加えた「AIM+」で、防曇シートを標準装備した「CJ-2シールド」は下端のリブで下からの風の侵入を抑えます。欧州のサングラス規格EN1836に匹敵する光学性能をもつ「QSV-2サンバイザー」も内蔵し、SHOEIが自社の大型風洞で検証した結果、従来モデル比で揚力を約5.5%、抗力を約4%改善しました。

アウトレットを3か所に増やして排気性能を約70%高め、インカムを一体感のある形で付けられる「SHOEI COMLINK」と、厚手のグローブのまま締められる「新マイクロラチェット式チンストラップ」にも対応します。日差しや曇り、巻き込み風への対策がそろったジェットヘルメットを求めるロングツーリング派には「J-Cruise 3」がおすすめですが、装備が多いぶん重量はMサイズで1,494gあります。

【Arai】VZ-RAM

【Arai】VZ-RAMの製品画像

項目 内容
ブランド Arai
モデル名 VZ-RAM
規格 スネル・JIS
帽体素材 スーパーファイバー複合
日差し対策 −

「VZ-RAM」は、衝撃をかわす滑らかな形と強い帽体を追求するアライのスポーツ系オープンフェイスで、アメリカのスネル規格とJISの両方に適合したジェットヘルメットです。帽体にはフラッグシップのフルフェイス「RX-7X」と同じ樹脂を使い、スポーツバイクでの高速走行を見すえた設計になっています。

アライの「VZ-RAM」は、シールドの取り付け部を約14mm下げて側頭部をより滑らかにした「VAS-Zシールドシステム」を採用しています。窓の上側をスーパーファイバーのベルトで補強する「SFBプロテクション」を施した「PB-cLc2帽体」に、部位ごとに硬さを変えて一体成形した緩衝ライナー「MDL(Multi Density Liner)」を組み合わせました。

レース用の「RX-7X」と同じ「ディフューザー Type12」を備え、重心を頭の重心に近づけて約1,400g(59-60サイズ)の重さを軽く感じさせる設計で、安全規格の厳しさを最優先するライダーに向けておすすめしたいスポーツ系のジェットヘルメットです。インナーバイザーはなくアライのオプション「プロシェード・システム」で日差しに備え、納品まで数か月かかる場合もあるため、販売店で納期を確かめます。

ジェットヘルメットを使うときの注意点

ジェットヘルメットは視界の広さと脱ぎかぶりのしやすさが魅力な一方、あごが開いている構造ならではの気をつけたい点があります。シールドやインナーバイザーの使い方、あご紐の締め方、日ごろの手入れまで押さえておくことが、バイクでジェットヘルメットを長く安心して使うための基本です。

ジェットヘルメットを安全に使うために気をつけたい点は以下の4つです。

  • あごを守れない構造を理解してシールドを閉めて走る
  • インナーバイザーは夜間やトンネルでは上げる
  • あご紐を正しく締めて一度強い衝撃を受けたら使わない
  • シールドと内装はこまめに手入れする

あごを守れない構造を理解してシールドを閉めて走る

ジェットヘルメットはあごの部分が開いているため、転倒したときに顔の下半分を帽体で覆えず、フルフェイスより保護できる範囲が狭くなります。走行中はシールドを必ず下ろし、虫や小石、雨粒が目や顔に当たるのを防ぎます。

高速道路を長く走る機会が多いライダーや、より広い範囲を保護したいライダーは、あごまで覆うフルフェイスや、あごの部分を跳ね上げて開け閉めできるシステムヘルメットも検討すると良いでしょう。別売のフェイスガードでフルフェイスにできるWINSの「G-FORCE SS JET typeC」のように、1つのバイク用ヘルメットで両方の形を使い分ける方法もあります。

インナーバイザーは夜間やトンネルでは上げる

インナーバイザーやスモークシールドは日差しをさえぎる一方で、夕方以降やトンネルの中では視界を暗くしすぎます。ヤマハの「YJ-22II ZENITH」の公式ページにも夜間やトンネル内ではサンバイザーを使わないよう注意書きがあり、暗い場所に入る前にバイザーを上げる習慣をつけておくことが大切です。

夜に走ることが多いライダーは、標準のシールドがクリアのジェットヘルメットを選ぶか、クリアシールドを別に用意しておくと安心です。スモークシールドが標準のモデルを選ぶ場合も、補修パーツとしてクリアシールドを購入できるかを事前に確かめておきます。

あご紐を正しく締めて一度強い衝撃を受けたら使わない

あご紐がゆるいと、転倒したときにジェットヘルメットが脱げてしまうおそれがあるため注意が必要です。かぶるたびにあご紐を締め、あごとあご紐の間に指が1本入る程度に調整しておきます。

落としたり事故にあったりして一度強い衝撃を受けたバイク用ヘルメットは、外から見て傷がなくても、内部の衝撃吸収材がつぶれて本来の性能を発揮できない場合があるため、外見だけで判断するのは禁物です。強い衝撃を受けたヘルメットは使い続けず、新しいものに買い替えます。使用年数による買い替えの目安は、各メーカーの取扱説明書で確認しておくと安心です。

シールドと内装はこまめに手入れする

シールドの汚れやキズは、夜間や雨の日の視界を悪くします。汚れは水や薄めた中性洗剤を含ませたやわらかい布でやさしく拭き取り、乾いた布で強くこすらないことが、シールド表面のハードコートを傷めないコツです。

汗を吸った内装は、取り外せるジェットヘルメットなら手洗いして陰干しし、清潔に保ちます。保管するときは直射日光や高温になる場所を避けると、帽体や内装の劣化を抑えられ、バイク用ヘルメットを長く使えます。

まとめ:自分に合うジェットヘルメットで快適なバイクライフを楽しもう

この記事では、おすすめのジェットヘルメットと、安全規格やサイズ、シールドの形、インナーバイザー、帽体の軽さと空力、インカムやメガネへの対応といった選び方のポイントを解説しました。

ジェットヘルメットを選ぶときは、まずPSCマークとSGマーク、125ccを超えるバイクなら排気量無制限の区分を確かめ、販売店の試着でジャストサイズを決めます。次に、通勤や街乗りが中心ならシンプルで扱いやすいモデル、日差しの強い時間帯に走るならインナーバイザー付き、高速道路を使うツーリングなら軽さと空力に優れたモデルを選ぶと失敗しません。

安全規格の厳しさを最優先にするなら、スネル規格に適合したモデルも候補になります。視界の広さと開放感をもつジェットヘルメットを頭に合う形で選び、安全で快適なバイクライフを楽しんでください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

20代で免許を取ってから、通勤とツーリングの両方でバイクに乗り続けています。以来、ヘルメットやジャケットを複数ブランド買い替えながら、規格や素材、季節ごとの使い分けを購入者の目線で整理してきました。安全に関わる装備選びで迷う方に向けて『モトナビ』を運営しています。

コメント

コメントする

タップできる目次