【2026最新】フルフェイスヘルメットおすすめ11選!ブランド別に徹底比較

  • バイク用のフルフェイスヘルメットはどれを選べばいいのかわからない
  • SHOEIやAraiなどブランドごとの安全規格や装備の違いを知りたい
  • 街乗りやツーリングに合うおすすめのフルフェイスヘルメットを比較したい

フルフェイスヘルメットとは、頭頂部からあごまでを一体の帽体で覆うバイク用ヘルメットで、ジェットヘルメットやシステムヘルメットと比べて覆う範囲がもっとも広いタイプです。走行風を受け流しやすい形のため、高速道路や長距離のツーリングでも頭があおられにくい特徴があります。

走り方に合わないフルフェイスヘルメットを選ぶと、首や肩が疲れやすくなったり、日差しやシールドの曇りに悩まされたりして、走行中の快適さが大きく損なわれます。フルフェイスヘルメットの性能を十分に引き出し快適に走るためには、安全規格や重量の違いを理解し、自分の走り方に合うヘルメットを選ぶことが重要です。

この記事では、バイク用フルフェイスヘルメットの選び方と、ブランド別のおすすめモデルを紹介します。最新モデルへの買い替えを検討しているライダーは、ぜひ参考にしてください。

タップできる目次

おすすめのバイク用フルフェイスヘルメットの特徴

フルフェイスヘルメットはこの5点で選ぶの図解: 安全規格=JIS 2種、帽体素材=複合素材、重量=同サイズで比較、ツーリング装備=サンシェード、サイズ=頭囲+試着

バイク用のフルフェイスヘルメットは、頭頂部から側頭部、あごまでを1つの帽体で覆う構造のヘルメットです。口元が開いたジェットヘルメットや、あご部分を跳ね上げられるシステムヘルメットと比べて覆う範囲が広く、顔の前面までシールドとチンガード(あごを覆う部分)で包み込みます。

帽体の形を空力に合わせて作り込みやすいため、フルフェイスヘルメットは風切り音や走行風の巻き込みを抑えやすく、高速道路を長時間走っても頭が風に振られにくいのが強みです。一方で、夏は熱がこもりやすく、脱ぎかぶりにはジェットヘルメットより手間がかかります。

同じフルフェイスヘルメットでも、取得している安全規格や重さ、インナーサンシェードなどの装備の内容はモデルごとにさまざまです。街乗りとツーリング、スポーツ走行のどれが中心かを決めてからヘルメットを選ぶと、購入後に「重くて首が疲れる」「日差しがまぶしい」といった不満を避けられます。

フルフェイスヘルメットを選ぶうえで確認しておきたい特徴は、以下の6ポイントです。

  • 安全規格はPSC・SGに加えてJISやSNELLの取得モデルがおすすめ
  • 帽体素材は強さと軽さのバランスで選ぶ
  • 重量は軽いモデルを選ぶと首や肩が疲れにくい
  • ツーリングならインナーサンシェードとインカム対応がおすすめ
  • ピンロック対応シールドとベンチレーションで快適性を確保する
  • サイズは頭囲を測って試着し内装で微調整する

安全規格はPSC・SGに加えてJISやSNELLの取得モデルがおすすめ

国内で販売される乗車用ヘルメットは、消費生活用製品安全法にもとづくPSCマークの表示が義務です。SGマークは製品安全協会が定めた安全基準への適合を示すマークで、フルフェイスヘルメットを選ぶときは、まずPSCとSGの両方が付いているかを確認します。

さらに厳しい試験を通過したヘルメットとして、国内の工業規格であるJIS(日本産業規格)と、米国のスネル財団が定めるSNELL(スネル)規格があります。JISは125cc以下向けの1種と排気量を問わない2種に分かれており、大型バイクにも使うならJIS 2種が目安です。SNELL規格はJISより高い位置からの落下試験を課しており、国内ではAraiのフルフェイスヘルメットなどが取得しています。

サーキットでMFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)公認のレースに出るなら、MFJ公認のヘルメットが必要です。海外ブランドのフルフェイスヘルメットには、JISではなく欧州のECE 22.06とSGを取得して国内展開しているモデルもあるため、規格の表記は製品ページで購入前に確かめておくと迷いません。

帽体素材は強さと軽さのバランスで選ぶ

帽体(シェル)は、フルフェイスヘルメットの外側で衝撃を受け止めて広く分散させる部分です。エントリーモデルにはポリカーボネートなどの熱可塑性樹脂を使ったヘルメットが多く、成形しやすい素材のため、形状の自由度が高く量産にも向いています。

上位モデルの多くは、ガラス繊維や有機繊維を樹脂で積み重ねた複合素材(FRP)の帽体を採用しています。複合素材は繊維の種類や重ね方で強さと重さを細かく調整でき、SHOEIの「AIM+」やAraiの「PB-SNC2」のように、メーカー独自の積層構造で軽さと強さの両立を図ったフルフェイスヘルメットも少なくありません。

通勤や街乗りが中心で、まずは規格を満たしたヘルメットを手に入れたいならポリカーボネート系で十分です。高速道路を使った長距離ツーリングやスポーツ走行が多いライダーは、首への負担が軽くなる複合素材の帽体を優先すると、走り終えたあとの疲れ方が変わります。

重量は軽いモデルを選ぶと首や肩が疲れにくい

フルフェイスヘルメットは頭のもっとも高い位置に載る装備のため、重いほど長時間の走行で首や肩に負担がかかります。とくに前傾姿勢になるスポーツバイクや、風を受け続ける高速道路の巡航では、わずかな重さの差も疲れ方に影響するため無視できません。

メーカーが公表する重量は、サイズやカラー、グラフィックによって変わるうえ、平均値で示されることもあります。紹介しているフルフェイスヘルメットでも、公表値はSHOEI「Z-9」が約1,468g(Mサイズ)、HJC「i71」が1,682g(Lサイズ平均)と幅があり、比べるときは同じサイズの公表値をそろえて見ることが欠かせません。

インナーサンシェードや大型のベンチレーションを備えたヘルメットは、機構のぶん重くなる傾向があります。軽さだけで選ばず、走る距離と必要な装備を照らし合わせ、首に負担を感じにくい重量のフルフェイスヘルメットを選ぶのが現実的です。

ツーリングならインナーサンシェードとインカム対応がおすすめ

インナーサンシェード(インナーサンバイザー)は、シールドの内側に格納された色付きのバイザーで、レバー操作だけで目の前に下ろせる装備です。トンネルの出入りや西日の逆光など、ツーリング中に明るさが変わる場面でも、サングラスを出し入れせずに対応できます。

インカムを使うなら、スピーカーを収める専用スペースや本体を取り付けやすい帽体形状があるフルフェイスヘルメットを選ぶと、取り付けの手間が少なく済みます。SHOEIの「SHOEI COMLINK」やHJCの「SMART HJC」のように、ブランドが専用インカムを用意しているヘルメットは、取り付けの相性で悩む必要がなく便利です。

仲間とのツーリングで会話を楽しみたいライダーや、ナビの音声案内を聞きながら走りたいライダーにとって、インナーサンシェードとインカム対応は使う頻度の高い装備です。日帰りより泊まりがけのツーリングが多いほど、2つの装備がそろったヘルメットの便利さを実感できます。

ピンロック対応シールドとベンチレーションで快適性を確保する

ピンロックとは、シールドの内側に取り付ける曇り止めシートのことで、シールドとの間に空気の層を作って結露を防ぎます。冬場や雨の日はフルフェイスヘルメットのシールドが曇りやすいため、ピンロックシートが付属するか、別売りで取り付けられるかの確認が欠かせません。

夏場の蒸れを抑えるには、ベンチレーション(換気口)の構成が重要です。頭頂部や口元から走行風を取り込む吸気口と、後頭部から熱気を逃がす排気口がそろったヘルメットは、帽体の内部に空気の流れができ、渋滞の多い街乗りでも頭部の熱がこもりにくくなります。

メガネをかけてバイクに乗るライダーは、テンプル(つる)を通しやすい形状のチークパッドを備えたフルフェイスヘルメットを選ぶと、かぶったままでもメガネの着脱がしやすくなります。

サイズは頭囲を測って試着し内装で微調整する

フルフェイスヘルメットのサイズは、額の一番出ている部分と後頭部の一番出ている部分を通る頭囲を基準に選ぶのが基本です。メジャーで水平に1周測り、メーカーのサイズ表と照らし合わせたうえで、かぶったときに頬が軽く押され、頭を左右に振ってもヘルメットがずれない状態が適正です。

同じMサイズでも、帽体の内側の形はメーカーごとに違うため、フルフェイスヘルメットは必ず試着してから選ぶことをおすすめします。しばらくかぶり続けて額やこめかみが痛くなるならきつすぎ、口を開けたときに帽体が動くならゆるすぎのサインです。

内装パッドの厚みを変えてかぶり心地を調整できるヘルメットもあり、サイズの合間に頭囲がある人でもフィットを詰められます。海外ブランドのヘルメットは、日本人の頭の形に合わせたアジアンフィット仕様を選ぶと、側頭部の圧迫や前後の隙間が出にくいのが利点です。

バイク用フルフェイスヘルメットおすすめ11選

ここでは、バイク用フルフェイスヘルメットのおすすめモデルを、国内外のブランド別に紹介します。各モデルの特徴や搭載技術、おすすめのライダー像を解説するので、走り方に合うフルフェイスヘルメットを見つける参考にしてください。

街乗りからツーリング、サーキット走行まで使えるおすすめのフルフェイスヘルメットは、以下のモデルです。

  • 【YAMAHA】YF-1S Roll Bahn
  • 【HJC】C10
  • 【HJC】i71
  • 【WINS】FF-COMFORT
  • 【AGV】K3
  • 【OGK KABUTO】KAMUI-5
  • 【OGK KABUTO】F-17
  • 【Arai】ASTRO-GX
  • 【Arai】X-SNC
  • 【SHOEI】Z-9
  • 【SHOEI】GT-Air 3

【YAMAHA】YF-1S Roll Bahn

【YAMAHA】YF-1S Roll Bahnの製品画像

項目 内容
ブランド YAMAHA
モデル名 YF-1S Roll Bahn
安全規格 JIS 2種・SG
帽体素材 ポリカーボネイト複合素材
インナーサンバイザー −

「YF-1S Roll Bahn」は、YAMAHA純正用品を手がけるワイズギアが展開するフルフェイスヘルメットで、ロングセラー「Roll Bahn」の名を受け継ぐモデルです。現行モデルで、通勤や街乗りで日常使いしやすいバイク用ヘルメットに仕上がっています。

YAMAHAは「YF-1S Roll Bahn」の帽体に「ポリカーボネイト複合素材」を使い、日本人の頭に合わせた帽体設計でかぶり心地を整えています。走行風を取り込む「エアベンチレーションシステム」と紫外線をカットする「UVカット・ハードコートシールド」を備え、JIS 2種とSGを取得しているため、排気量を問わず原付〜大型バイクに使えるのも強みです。

はじめてフルフェイスヘルメットを買うライダーや、通勤・通学など街乗りが中心のライダーにおすすめのYAMAHA「YF-1S Roll Bahn」です。サイズはM(57〜58cm)とL(58〜59cm)、XL(60〜61cm)の3展開のため、頭囲が57cmに満たない人には合うサイズがありません。

【HJC】C10

【HJC】C10の製品画像

項目 内容
ブランド HJC
モデル名 C10
安全規格 SG・JIS・MFJ公認
帽体素材 ポリカーボネートシェル
インナーサンバイザー −

「C10」は、世界各国でヘルメットを展開する韓国のHJCが手がけるエントリー向けのフルフェイスヘルメットで、国内では正規代理店のRSタイチが販売しています。HJC「C10」は、はじめての1つに求められる基本性能を押さえつつ、スポーツ走行にも踏み込める設計のバイク用ヘルメットです。

HJC「C10」は「ポリカーボネートシェル」の帽体に、日本人の頭の形に合わせた「ASIAN FIT」の内装を組み合わせています。「ACS(Advanced Channeling Ventilation System)」が前頭部から後頭部へ空気を流し、SGとJISに加えてMFJ公認も取得しているため、サーキットの走行会にも持ち込めます。重量は公表値で1,520g(Lサイズ平均)です。

規格の裏付けがあるフルフェイスヘルメットを、まずは1つそろえたいライダーにHJC「C10」をおすすめします。曇り止めのピンロックシールドは別売りのオプションのため、冬場や雨の日も走る人は、HJC「C10」と同時に用意しておくと曇りに悩まされません。

✓ ユーザーの声・実際の使用感
  • 装着感や視界に違和感がなく、練習走行からレースまで安心して使えるフルフェイスだった
  • 余計な機能を省いているぶん想像以上に軽く、スポーツ走行用のヘルメットとしてちょうど良い
  • シールドの付け外しがとてもしやすく、昼はスモーク、夜はクリアと手軽に替えられて便利

【HJC】i71

【HJC】i71の製品画像

項目 内容
ブランド HJC
モデル名 i71
安全規格 JIS・SG・PSC
帽体素材 ポリカーボネートシェル
インナーサンバイザー あり(サンバイザー)

「i71」は、HJCのラインナップでスポーツツーリングを担うフルフェイスヘルメットです。同じHJCの「C10」に対し、HJC「i71」はサンバイザーとインカムの取り付け機構を加えた上位モデルにあたり、長い距離を走るライダーに向けたバイク用ヘルメットという位置づけです。

HJC「i71」の「サンバイザー」は、左側の首元にあるレバーで出し入れでき、角度を3段階に調整できます。専用インカム「SMART HJC 21B & 50B」に対応したビルトイン機構を備え、「ACS(Advanced Channeling Ventilation System)」で帽体内の換気も確保しています。アンチフォグレンズとチンカーテンが付属する点も実用的です。

日差しの変化が多いツーリングで、サンバイザーとインカムの両方を使えるフルフェイスヘルメットを求めるライダーには、HJC「i71」がおすすめです。重量は1,682g(Lサイズ平均)と装備の多さに見合った重さのため、首への負担が気になる人はHJC「i71」を店頭で試着してから決めると失敗がありません。

✓ ユーザーの声・実際の使用感
  • 内蔵のサンバイザーが深くまで下りてくれて、日差しの強い日のツーリングで手放せないほど便利
  • チークパッドと頭頂部の内装を外して洗えるので、通勤やツーリングで使い込んでも清潔に保ちやすい
  • 専用のビルトインタイプのインカムを組み込めて、ツーリング向けの快適な仕様に仕上げられたのが良かった

【WINS】FF-COMFORT

【WINS】FF-COMFORTの製品画像

項目 内容
ブランド WINS
モデル名 FF-COMFORT
安全規格 −
帽体素材 −
インナーサンバイザー あり(インナーバイザー)

「FF-COMFORT」は、国内ブランドのWINS(ウインズジャパン)が、街乗りとツーリングでの快適さを重視して作ったフルフェイスヘルメットです。WINS「FF-COMFORT」は、スクーターのメットインスペースにも収まりやすいコンパクトな帽体に仕上げられ、毎日の移動で扱いやすいバイク用ヘルメットになっています。

WINS「FF-COMFORT」の「デュアル・アクション・クロージング」は、シールドを5段階で開閉し、最後の段で帽体側へ引き寄せて密閉する機構です。側面のレバーでインナーバイザーを出し入れする「ダブルバイザー」や、内部のEPSに刻んだ溝で空気を流す「エア・レール」、頬を包む「3Dフィットインナー・クールネスフィット」も備えます。

消音イヤーパッドとチンカーテン、ノーズガードが標準装備のため、WINS「FF-COMFORT」は風切り音の少ないフルフェイスヘルメットを求める通勤ライダーにおすすめです。スクーターや中型バイクで通勤と週末のツーリングを兼ねたい人に向く一方、サイズはM、L、XLの3展開にとどまるため、頭の小さい人は試着で合うかを確かめる必要があります。

【AGV】K3

【AGV】K3の製品画像

項目 内容
ブランド AGV
モデル名 K3
安全規格 SG・ECE 22.06
帽体素材 −
インナーサンバイザー あり(内蔵サンバイザー)

「K3」は、MotoGPのトップライダーも使用するイタリアのヘルメットブランドAGVが、ツーリング向けに展開するフルフェイスヘルメットです。国内ではユーロギア(AGVジャパン)が正規輸入しており、AGV「K3」は時速130kmの巡航で動的重量(走行中に首が感じるヘルメットの重さ)がゼロになるよう空力を設計したシェル形状を持っています。

AGV「K3」は日本人の頭の形に合わせた「JIST Asian Fit」を採用し、グローブをはめたままでも操作できる一体型サンバイザーを内蔵しています。シールドは「マルチステップ バイザーメカニズム」で細かく開度を調整でき、曇り止めシートを取り付けられる「100% Max Vision Pinlock」対応です。

AGV「K3」の規格はSGと欧州のECE 22.06でJISの表記はなく、重量は1,560g(ファーストシェルサイズ)です。イタリアンブランドのデザインが好みで、サンバイザー付きのツーリング向けフルフェイスヘルメットを探しているライダーにおすすめのAGV「K3」ですが、JIS取得を条件にする人には向きません。

✓ ユーザーの声・実際の使用感
  • 前モデルの使い心地が気に入っていて、モデルチェンジ後もそのままリピートして満足している
  • 見た目がかっこよく、試着してみると同じクラスのヘルメットのなかでは軽めの部類に感じた
  • 頭の形との相性が出やすく、前後に長い頭だと後頭部がきつく感じたので試着してから選びたい

【OGK KABUTO】KAMUI-5

【OGK KABUTO】KAMUI-5の製品画像

項目 内容
ブランド OGK KABUTO
モデル名 KAMUI-5
安全規格 JIS
帽体素材 −
インナーサンバイザー あり(CF-4インナーサンシェード)

「KAMUI-5」は、国内の大手ヘルメットメーカーOGK KABUTOが展開するツーリング向けシリーズ「KAMUI」の2026年ニューモデルです。OGK KABUTO「KAMUI-5」は、インナーサンシェードを備えた国産のフルフェイスヘルメットとして、日常の移動〜長距離ツーリングをカバーします。

OGK KABUTO「KAMUI-5」の「CF-4インナーサンシェード」は、高さを2段階で調整できるのが特徴です。日射熱を抑える「UV&IRカットシールド」、帽体を2つのサイズに作り分けた「2シェル5サイズ」、走行風による負荷を減らす「ウェイクスタビライザー」を採用し、「COOLMAX&内装フル脱着システム」で内装を丸ごと外して洗えます。

眼鏡対応チークパッドとスピーカー専用スペースも備えるOGK KABUTO「KAMUI-5」は、夏場のツーリングが多いライダーにおすすめのフルフェイスヘルメットです。ピンロックシートは別売りのため、冬も乗る人はOGK KABUTO「KAMUI-5」と一緒に「Pinlock Original Insert Lens」をそろえておくと曇りに困りません。

【OGK KABUTO】F-17

【OGK KABUTO】F-17の製品画像

項目 内容
ブランド OGK KABUTO
モデル名 F-17
安全規格 JIS・MFJ公認
帽体素材 高強度複合素材(A.C.T.-2)
インナーサンバイザー −

「F-17」は、OGK KABUTOが最新の空力技術を注ぎ込んだ「リアルレーシング・エアロダイナミクスモデル」です。ツーリング向けの「KAMUI-5」とは性格が異なり、OGK KABUTO「F-17」は高速域での安定とスポーツ走行を主眼に置いたフルフェイスヘルメットとして開発されています。

OGK KABUTO「F-17」の帽体「A.C.T.-2」は、高強度の複合帽体にあご部分の有機繊維を加えた新しい構造です。高速走行で生じる浮き上がりを抑える「クレストスポイラー(PAT.)」と、走行風による負荷を減らす「ウェイクスタビライザー」を備え、「センターロック/二軸ラチェットシールドシステム」がシールドを確実に固定します。

曇り止めの「DAF Pinlock Original Insert Lens」が同梱され、JISに加えてMFJ公認も取得しているOGK KABUTO「F-17」は、サーキットの走行会でもフルフェイスヘルメットを使いたいライダーにおすすめです。スポーツバイクで高速道路やワインディングを走る機会が多い人にも、OGK KABUTO「F-17」の空力パーツは頼れる装備になります。

【Arai】ASTRO-GX

【Arai】ASTRO-GXの製品画像

項目 内容
ブランド Arai
モデル名 ASTRO-GX
安全規格 スネル・JIS
帽体素材 スーパーファイバー(PB-cLc2)
インナーサンバイザー オプション(プロシェード)

「ASTRO-GX」は、衝撃を受け流す「かわす性能」を重視し、手作業中心でヘルメットを作り続けるArai(アライヘルメット)のツーリング向けフルフェイスヘルメットです。Arai「ASTRO-GX」は、脱ぎかぶりのしやすさと長時間かぶっても疲れにくいかぶり心地を狙って設計されています。

Arai「ASTRO-GX」の帽体「PB-cLc2」は、スーパーファイバーを使った複合素材の帽体です。シールドの取り付け部を下げて側頭部を滑らかにした「VAS-Vシールドシステム」、帽体の裾を補強してインカムも取り付けやすくした「ハイパーリブ」、下あごまで包み込む「FCS構造」を採用し、規格はSNELLとJISを取得しています。

長距離ツーリングが中心で、SNELL規格のフルフェイスヘルメットを選びたいライダーにおすすめのArai「ASTRO-GX」です。インナーサンシェードはオプションの「VAS-Vプロシェードシステム」、ピンロックシートも別売りとなり、Araiは数か月〜半年の納期になる製品があると告知しているため、購入時は販売店で納期を確認しておきます。

✓ ユーザーの声・実際の使用感
  • いくつかのメーカーのヘルメットを試してきたなかで、いちばん自分の頭の形にしっくりなじんだ
  • オプションのシェードを付ければ日差しを避けられ、夜用のクリアシールドを持ち歩く手間もなくなる
  • しばらく別のヘルメットを使ったあとに久しぶりにかぶっても、あらためて良いヘルメットだと感じた

【Arai】X-SNC

【Arai】X-SNCの製品画像

項目 内容
ブランド Arai
モデル名 X-SNC
安全規格 スネル・JIS
帽体素材 スーパーファイバー(PB-SNC2)
インナーサンバイザー オプション(プロシェード)

「X-SNC」は、Araiのフラッグシップ「RX-7X」と同じシェル構造を持つストリート向けのフルフェイスヘルメットです。Arai「X-SNC」は、ツーリング向けの「ASTRO-GX」より軽さと走りの軽快さを重視したモデルで、Araiは「RX-7Xを凌ぐ軽量化を目指した」と説明しています。

Arai「X-SNC」の帽体「PB-SNC2」はスーパーファイバーを使った複合帽体で、内側に組み合わせるのは部位ごとに硬さを変えた「一体成形多段発泡ライナー」です。ツーリング姿勢でも風を取り込む大型の「ACダクト」と排気用の「SDダクト」が帽体内の熱を逃がし、「VAS-Vシールドシステム」で側頭部の形も滑らかに整えています。

SNELLとJISを取得したAraiの上位フルフェイスヘルメットを、街乗り〜ワインディングで軽快に使いたいライダーにおすすめのArai「X-SNC」です。インナーサンシェードはオプションの「VAS-Vプロシェードシステム」で後付けする形のため、日差し対策を重視する人はArai「X-SNC」の購入時に一緒に検討します。

【SHOEI】Z-9

【SHOEI】Z-9の製品画像

項目 内容
ブランド SHOEI
モデル名 Z-9
安全規格 JIS
帽体素材 複合積層構造(AIM+)
インナーサンバイザー −

「Z-9」は、国内外で高いシェアを持つSHOEIの軽量コンパクトなスポーツモデル「Z」シリーズの最新作で、2026年9月16日から標準カラーの出荷が始まりました。SHOEI「Z-9」は、街乗り〜スポーツ走行を1つでこなせるフルフェイスヘルメットとして仕上げられています。

SHOEI「Z-9」は、SHOEI独自の複合積層帽体「AIM+」に空気の流れを整える「エアロフォルム」を組み合わせ、自社の風洞実験(参考値)で従来モデルより浮き上がる力を約13%減らしています。静粛性を高める「ボーテックスジェネレーター」、「CWR-F2シールド」と「センターロックシステム」を備え、専用インカム「SHOEI COMLINK」にも対応しました。

重量は約1,468g(Mサイズ)と軽く、サイズもXS〜XXXXLと幅広くそろうSHOEI「Z-9」は、首や肩の疲れを減らしたいライダーにおすすめです。国産の最新フルフェイスヘルメットで街乗りとスポーツ走行を両立したい人に向き、グラフィックモデルは10〜12月に順次出荷される予定です。

【SHOEI】GT-Air 3

【SHOEI】GT-Air 3の製品画像

項目 内容
ブランド SHOEI
モデル名 GT-Air 3
安全規格 JIS
帽体素材 複合積層構造(AIM+)
インナーサンバイザー あり(QSV-2)

「GT-Air 3」は、SHOEIのツーリング向けフルフェイスヘルメットで、インナーサンバイザー付きの定番「GT-Air」シリーズの3代目にあたります。SHOEI「GT-Air 3」は、長距離を走るライダーが必要とする装備を1つのバイク用ヘルメットにまとめたモデルです。

SHOEI「GT-Air 3」は、複合積層帽体「AIM+」にインナーサンバイザー「QSV-2」を内蔵し、「CNS-1Cシールド」を「センターロックシステム」で固定します。ロアエアインテークには「デフロスターフィルター」を備え、専用インカム「SHOEI COMLINK」の装着機構や、緊急時にチークパッドを引き抜ける「E.Q.R.S.」も搭載しています。

重量は1,635g(Mサイズ)で、軽さより装備の充実を優先した構成です。トンネルや逆光で日差しの変化が多い長距離ツーリングを走るライダーや、装備の整った国産ツーリング向けヘルメットを選びたい人には、SHOEI「GT-Air 3」がおすすめの選択肢になります。

バイク用フルフェイスヘルメットを使うときの注意点

ヘルメットは転倒後と3年で交換の図解: 転倒後も同じものを使う→見た目が無事でも交換する、何年も同じものをかぶる→3年を目安に買い替える、あご紐がゆるいまま走る→指1本入る程度に締める、ガラスクリーナーで拭く→薄めた中性洗剤で洗う

バイク用フルフェイスヘルメットを長く快適に使うために、購入後に知っておきたい注意点を解説します。モデル選びと合わせて押さえておくことが、フルフェイスヘルメットの性能を長く保つための近道です。

フルフェイスヘルメットを安全に使い続けるために押さえておきたい注意点は、以下の4ポイントです。

  • 一度でも強い衝撃を受けたヘルメットは交換する
  • 使用期間の目安を知って定期的に買い替える
  • あご紐を正しく締めてサイズの合ったものをかぶる
  • シールドと内装は正しい方法で手入れする

一度でも強い衝撃を受けたヘルメットは交換する

フルフェイスヘルメットの内側には、発泡スチロール(EPS)でできた衝撃吸収ライナーが入っています。衝撃吸収ライナーは、つぶれることで衝撃を吸収する仕組みのため、転倒や落下で一度強い衝撃を受けると元の形に戻らず、外から傷が見えなくても内部の性能は落ちています。

転倒したときにかぶっていたヘルメットは、見た目に異常がなくても新しいフルフェイスヘルメットに交換するのが基本です。バイクのミラーやシートから地面に落としただけの場合も、販売店やメーカーに点検を相談し、ライナーの割れや帽体の損傷がないかを確かめてから使います。

使用期間の目安を知って定期的に買い替える

衝撃吸収ライナーや内装は、汗や皮脂、紫外線、熱によって少しずつ劣化していく消耗品です。SGマークは耐久性を考慮して有効期間を購入後3年と定めており、SHOEIは使用後3年以内、Araiはヘルメットの着用開始から3年を目安に交換をすすめています。

3年という期間は法律で決められた期限ではありませんが、メーカーが示す交換時期の目安として、フルフェイスヘルメットを買い替える判断に使えます。購入日をメモしておき、内装のへたりやあご紐のほつれが目立ってきたら、3年を待たずにヘルメットを見直すと安心です。

あご紐を正しく締めてサイズの合ったものをかぶる

あご紐がゆるいと、走行中の風圧や万一の転倒でフルフェイスヘルメットが脱げたり、大きくずれたりする原因になります。あご紐は、あごと紐の間に指1本が入る程度を目安に締め、かぶるたびに締め具合を確認します。

あご紐の留め方は、2つのリングに紐を通して折り返すDリング式と、バックルを差し込むだけで留められるラチェット式の2種類が主流です。Dリング式は細かく長さを合わせやすく、ラチェット式はグローブをしたままでも着脱しやすいため、ヘルメットの留め方に合わせた締め方を身につけておきます。

シールドと内装は正しい方法で手入れする

シールドや帽体の汚れは、薄めた中性洗剤とやわらかい布で落とし、水で洗い流します。SHOEIは石油系の有機溶剤を使わないよう案内しており、酸性やアルカリ性の家庭用洗剤、ガラスクリーナーもフルフェイスヘルメットのシールドには使いません。

ピンロックシートは表面がやわらかく傷がつきやすいため、乾いた布で強くこすらず、軽く押さえるように水気を取ります。内装を外せるヘルメットは取り外して洗濯ネットに入れて洗い、外せないタイプは中性洗剤を薄めた水で拭き掃除すると、においや汗のべたつきを抑えられます。

衝撃吸収ライナーの発泡スチロールは溶剤や熱に弱いため、夏場の車内やバイクのマフラー付近にヘルメットを置いたままにせず、直射日光の当たらない風通しの良い場所で保管することも大切です。

まとめ:自分に合うフルフェイスヘルメットで安全で快適なバイクライフを楽しもう

この記事では、バイク用フルフェイスヘルメットの選び方と、ブランド別のおすすめモデルを紹介しました。フルフェイスヘルメットは、頭頂部からあごまでを1つの帽体で覆うため、ヘルメットの中でもっとも保護範囲が広いタイプです。

選ぶときは、安全規格と帽体素材、重量、装備、サイズの5つを判断軸にすると迷いません。通勤や街乗りが中心ならJISやSGを取得したエントリーモデル、ツーリングが多いならインナーサンシェードとインカム対応のモデル、スポーツ走行も楽しむならMFJ公認や軽量な複合帽体のモデルがおすすめです。

最後は必ず試着して、自分の頭にしっかり合うフルフェイスヘルメットを選んでください。走り方に合ったヘルメットを手に入れて、安全で快適なバイクライフを楽しみましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

20代で免許を取ってから、通勤とツーリングの両方でバイクに乗り続けています。以来、ヘルメットやジャケットを複数ブランド買い替えながら、規格や素材、季節ごとの使い分けを購入者の目線で整理してきました。安全に関わる装備選びで迷う方に向けて『モトナビ』を運営しています。

コメント

コメントする

タップできる目次