- アライのヘルメットが気になるけれど、種類が多くてどれを選べばいいかわからない
- フルフェイスのRX-7XとX-SNC、ASTRO-GXは何が違うのか知りたい
- ツーリングや街乗りに合うアライのモデルはどれ?
「Arai(アライヘルメット)」は明治35年の新井帽子店を起源とし、日本で初めてオートバイ用ヘルメットを手がけた老舗メーカーで、MotoGPライダーから公道のライダーまで支持される国内屈指のバイク用ヘルメットブランドです。独自素材スーパーファイバーを使った帽体を手作業中心で組み上げ、衝撃を「かわす」丸く滑らかなフォルムと、頬を包み込むフィット感に定評があります。
この記事では、アライの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、現行のバイク用ヘルメットを全モデル比較します。用途別のおすすめモデルも紹介しますので、アライのヘルメットが気になっている人はぜひチェックしてください。
アライ(Arai)とは「かわす性能」にこだわるバイク用ヘルメットブランド

アライ(Arai)は、埼玉県に本社と工場を構える株式会社アライヘルメットが展開するバイク用ヘルメットブランドです。規格に合格することをゴールとせず、現実の転倒で頭を護ることを基準にヘルメットを作り続けている点に定評があります。
アライのバイク用ヘルメットは、国内外のレースで戦うライダーにも愛用されるブランドです。ここではアライのブランドコンセプトや歴史、ほかのヘルメットメーカーと比べたときの強みを紹介します。
アライのブランドコンセプト
アライのブランドコンセプトを表すのが、「衝撃はできる限りかわす、かわしきれなかった分を吸収する」という公式の安全思想です。どんなバイク用ヘルメットでも吸収できる衝撃エネルギーには物理的な限界があるため、アライは帽体表面で路面をすべらせて衝撃を逃がす「かわす性能」を重視しています。
また、アライは創業以来、経営者自身がライダーであることを公言している点も特徴です。ヘルメットの見えない部分に手間のかかる構造が多いため、機械による大量生産ではなく手作業を中心に生産しており、外部資本に依存しない経営だからこそ守れるこだわりとしています。
アライの歴史・創業背景
アライの歴史は、明治35年に初代・新井唯一郎が東京・京橋に設立した新井帽子店から始まります。昭和12年には先代の新井広武が工場を移設して保護帽の製造を開始し、帽子店からヘルメットメーカーへと歩みを進めました。
その後アライは、米国やオランダに現地法人を設立して世界へ展開しています。長い歴史の中で集めた実際の事故の検証結果が、現行のバイク用ヘルメットの設計にも活かされています。
アライの特徴・強み
アライの大きな強みは、厳しいことで知られるスネル規格への適合率の高さです。公式情報によると、カタログ掲載モデルの約90%以上がスネル規格に適合しており、フルフェイスはジュニアモデルを除く全モデルがスネル規格適合品となっています。
一方で、手作業中心の生産体制のため、アライのヘルメットはモデルやデザインによって納期が数か月〜半年以上かかる場合があると公式に案内されています。購入を検討するときは、販売店で在庫や納期を早めに確認しておくと安心です。
アライの機能と性能

アライのバイク用ヘルメットには、「かわす性能」を支える独自の帽体構造やシールドシステムが搭載されています。ここではアライの主要モデルに横断して採用されているコア技術を厳選して解説します。
アライのバイク用ヘルメットに搭載されている「かわす性能」を支える代表的な技術は、以下の5つです。
- R75 SHAPE|衝撃をかわす丸く滑らかな帽体
- PB-SNC2・PB-cLc2帽体
- VASシールドシステム
- 一体成形多段発泡ライナー
- FCS内装(ハイフィッティング・アジャスタブル内装)
R75 SHAPE|衝撃をかわす丸く滑らかな帽体
R75 SHAPEは、アライのバイク用ヘルメットの帽体形状に関する基本ルールです。規格による参照平面上の頭部保護範囲を、曲率半径75mm以上の連続した凸曲面で構成し、転倒時に帽体を路面ですべらせて衝撃を逃がします。
とがったデザインのヘルメットは、転倒時に角が路面に引っかかり、首や体がひねられるリスクがあります。アライのR75 SHAPEは見た目よりも曲面による安全性を優先した形状のため、公道で万一の転倒に備えたいライダーにとって安心材料になります。
PB-SNC2・PB-cLc2帽体
PB-SNC2とPB-cLc2は、アライが独占使用する高価な素材スーパーファイバーを主材料とした独自の帽体構造です。スーパーファイバーは、通常のグラスファイバーより引張り強度と圧縮強度がともに40%高い特殊グラスファイバーをベースに改良された素材です。
PB-cLc2はツーリングモデルやネオクラシック、ジェット、オフロードまで幅広いアライのヘルメットに使われています。帽体の「剛さ」「軽さ」「粘り」を高めることで、衝撃をかわすための強固なシェルを保ちながら、首への負担を抑えた軽快な被り心地につながります。
VASシールドシステム
VASシールドシステムは、シールドの取付け部を従来より低い位置に下げ、帽体上部の滑らかな面を広げるアライ独自の機構です。取付け部の段差は衝撃をかわす妨げになるため、アライはシールドの開閉に必要な構造を工夫して取付け位置を下げました。
アライのVASには、フルフェイス用のVAS-V、ツーリング・アドベンチャー向けで工具不要のワンタッチ交換に対応したVAS-A、ジェット用のVAS-Zといった系統があります。どの系統も「かわす性能」を高めながら、シールド交換や日常のメンテナンスを手軽にしてくれます。
一体成形多段発泡ライナー
一体成形多段発泡ライナーは、帽体の内側で衝撃を吸収する緩衝ライナーを、部位ごとに硬度を変えて1つに成形するアライの技術です。アライはMDL(Multi Density Liner)技術とも呼び、頭頂部や側頭部、後頭部、前頭部に適した硬度の発泡体を使い分けています。
一体成形のため硬度の境目で途切れることなく衝撃を連続して受け止められる点も、組み合わせ式のライナーとの違いとなっています。コンパクトな帽体を保ちつつ、万一の衝撃に備えたいライダーにとって心強いアライの技術です。
FCS内装(ハイフィッティング・アジャスタブル内装)
FCS(Facial Contour System)内装は、頬とあご下をしっかり包み込むアライのフィッティング構造です。従来は頬だけで支えていたシステムパッドを改良し、下あご全体までホールドする設計を採用しています。
アライのバイク用ヘルメットは、MotoGPなどのトップレーサーからのフィードバックを内装づくりに反映しています。長時間のツーリングでも締め付け感が少なく、自分の頭の形に合わせて調整したいライダーにとって大きなメリットです。
アライの全モデルの種類を比較
ここではアライの現行バイク用ヘルメットの全モデルの種類と違いを解説します。レーシング・スポーツ、ツーリング・ストリート、ジェット・オープンフェイス、オフロード・トライアル、大きいサイズ・小さいサイズ専用の5グループに分け、グループごとの比較表とモデル詳細を順に紹介します。
アライのバイク用ヘルメットの全ラインナップを、以下の5グループに分けて詳しく解説します。
- レーシング・スポーツフルフェイス
- ツーリング・ストリートフルフェイス
- ジェット・オープンフェイス
- オフロード・トライアル
- 大きいサイズ・小さいサイズ専用モデル
レーシング・スポーツフルフェイス
アライのレーシング・スポーツフルフェイスは、最上位の帽体PB-SNC2を採用した上位モデル群です。サーキット走行やスポーツ走行を楽しむライダーに向けたモデルで、フラッグシップのRX-7Xとレース専用仕様、軽さを追求したストリートモデルを掲載しています。比較表のあとで各モデルの詳細を紹介します。
| モデル名 | タイプ | 帽体 | 規格 | シールドシステム | 内装 | 対象ユーザー |
|---|---|---|---|---|---|---|
| RX-7X | フルフェイス(レーシング) | PB-SNC2 | スネル・JIS | VAS-Vシールドシステム | ハイフィッティング・アジャスタブル・FCS内装(抗菌・消臭・防汚) | サーキット走行を追求する本格派ライダー |
| RX-7X FIMレーシング#2 | フルフェイス(レース・FIM公認) | PB-SNC2 | FRHPhe-02/JIS | VAS-Vシールドシステム | ハイフィッティング・アジャスタブル・FCS内装(抗菌・消臭・防汚) | FIM公認レースに出場する選手(ARS認定店限定) |
| X-SNC | フルフェイス(ストリート) | PB-SNC2 | スネル・JIS | VAS-Vシールドシステム | ハイフィッティング・アジャスタブル・FCS内装(抗菌・消臭・防汚) | 軽さと快適性を求めるストリートライダー |
RX-7X

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RX-7X |
| タイプ | フルフェイス(レーシング) |
| 帽体 | PB-SNC2 |
| 規格 | スネル・JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | サーキット向けフラッグシップ |
「RX-7X」は、アライのフルフェイスの頂点に立つフラッグシップモデルです。MotoGPなどのレース現場からのフィードバックを取り入れたレーシングヘルメットで、スネル規格とJIS規格の両方に適合しています。
サーキットで前傾姿勢をとり続けても、エアロフィンや帽体裾まで回り込むハイパーリブが後方の乱気流と首元の風を整えるため、高速域でもヘルメットが振られにくい設計です。標準サイズで合わない人向けには、63〜64cmと65〜66cmのXOサイズも用意されています。アライの最高峰の安全性能を求め、サーキット走行やスポーツ走行を本格的に楽しむライダーにおすすめのフルフェイスです。
- 被り口は狭めだが、被ってしまえば頭全体をふんわり包み込まれるような感覚で心地良い
- 長く別メーカーのヘルメットを使ってきたなかで、初めてのアライとして満足度の高い1台になった
RX-7X FIMレーシング#2

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RX-7X FIMレーシング#2 |
| タイプ | フルフェイス(レース・FIM公認) |
| 帽体 | PB-SNC2 |
| 規格 | FRHPhe-02/JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | FIM公認レース専用・認定店限定 |
「RX-7X FIMレーシング#2」は、アライのRX-7XをベースにしたFIM(国際モーターサイクリズム連盟)公認レース向けのフルフェイスです。販売は講習を修了した【ARS認定】正規取扱店のみに限られており、一般的なバイク用品店では購入できません。
公道やスポーツ走行が中心なら通常のRX-7Xで十分で、FIM公認の規格が必要な場面に絞ったモデルといえます。FIM公認レースへの参戦を予定している競技志向のライダーに、アライがおすすめするレース専用ヘルメットです。
X-SNC

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | X-SNC |
| タイプ | フルフェイス(ストリート) |
| 帽体 | PB-SNC2 |
| 規格 | スネル・JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | 軽さと快適性重視のストリート派 |
「X-SNC」は、アライのフラッグシップRX-7Xと同じPB-SNC2構造を基盤に、RX-7Xを超える軽さを目指して開発されたストリート向けフルフェイスです。新配合の素材を投入して帽体の素材設計を見直し、フラッグシップと同等の性能水準を公道向けモデルに落とし込んでいます。
街乗りやツーリングのように上体を起こして走る場面でも、X-SNCは頭まわりに風が通り、夏場の蒸れを抑えられる点が魅力です。フラッグシップ級の帽体を公道で使いたい人や、軽いフルフェイスで長距離を走りたいストリートライダーにおすすめです。
ツーリング・ストリートフルフェイス
アライのツーリング・ストリートフルフェイスは、PB-cLc2帽体を採用し、ロングツーリングや街乗りでの快適性を重視したモデルがそろっています。ツーリング向けのモデルと、レトロな雰囲気のネオクラシックスタイルのモデルが比較の対象です。比較表のあとで各モデルの詳細を紹介します。
| モデル名 | タイプ | 帽体 | 規格 | シールドシステム | 内装 |
|---|---|---|---|---|---|
| TX-STRADA | フルフェイス(ツーリング) | PB-cLc2 | スネル・JIS | VAS-Aシールドシステム | FCS内装(抗菌・消臭・防汚) |
| ASTRO-GX | フルフェイス(ツーリング) | PB-cLc2 | スネル・JIS | VAS-Vシールドシステム | FCS内装(抗菌・消臭・防汚) |
| RAPIDE-NEO | フルフェイス(ネオクラシック) | PB-cLc2 | スネル・JIS | VAS-VCシールドシステム | FCS内装(抗菌・消臭) |
| XD | フルフェイス(ネオクラシック・ストリート) | PB-cLc2 | スネル・JIS | VAS-Vシールドシステム | FCS内装(抗菌・消臭・防汚) |
TX-STRADA

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | TX-STRADA |
| タイプ | フルフェイス(ツーリング) |
| 帽体 | PB-cLc2 |
| 規格 | スネル・JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | 静粛性重視のツーリング向け |
「TX-STRADA」は、アライのマルチパーパスモデル「TOUR-CROSS V」のオンロードスタイルをベースにしたツーリング向けフルフェイスです。専用のTX-V2ホルダーを採用してシールドと帽体の一体感を高め、丸く滑らかなフォルムに仕上げています。
高速道路を長時間走るツーリングでは、風切り音の少なさが疲れにくさに直結するポイントです。オプションのバイザーを組み合わせればアドベンチャースタイルへの変更もでき、1つのヘルメットで走りの幅を広げられます。静かで整備しやすいバイク用ヘルメットを探している長距離ツーリング派におすすめです。
ASTRO-GX

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ASTRO-GX |
| タイプ | フルフェイス(ツーリング) |
| 帽体 | PB-cLc2 |
| 規格 | スネル・JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | 快適性重視の上位ツーリングモデル |
「ASTRO-GX」は、「間口が狭くて着脱しにくい」という声に応えて開発された、アライのツーリング向けフルフェイスです。口元を中心に被り間口を前方と左右へそれぞれ5mm広げ、休憩のたびに脱ぎ被りするツーリングでもスムーズに着脱できます。
ASTRO-GXは、高速道路での巡航から道の駅めぐりまで、乗り降りが多いツーリングで扱いやすさを発揮します。脱ぎ被りのしやすさと安全性を両立したアライのフルフェイスを求めるツーリングライダーにおすすめです。
RAPIDE-NEO

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | RAPIDE-NEO |
| タイプ | フルフェイス(ネオクラシック) |
| 帽体 | PB-cLc2 |
| 規格 | スネル・JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | レトロ調のネオクラシックデザイン |
「RAPIDE-NEO」は、アライの往年のモデル「ラパイド」のデザインを受け継いだネオクラシックスタイルのフルフェイスです。シンプルな外観でありながらスネル規格とJIS規格をクリアしており、見た目と安全性を両立しています。
RAPIDE-NEOはカフェレーサーやネオクラシックバイクに合わせても外観がなじみ、街乗りから週末のツーリングまで使えます。レトロなデザインのバイク用ヘルメットを選びつつ、アライならではの安全性能も妥協したくないライダーにおすすめです。
XD

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | XD |
| タイプ | フルフェイス(ネオクラシック・ストリート) |
| 帽体 | PB-cLc2 |
| 規格 | スネル・JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | 街乗り向けネオクラシックモデル |
「XD」は、ネオクラシックの雰囲気とストリートでの使いやすさを両立させた、アライのフルフェイスです。カラーはグラスホワイトとフラットブラックのソリッドカラーのみで、シンプルな外観に仕上げています。
口元まわりの緩衝ライナー形状を見直したコンフォートスペースによって、XDは口元が広く、息苦しさを感じにくい設計です。脱ぎ被りもしやすいため、信号待ちや乗り降りが多い街乗りで快適に使えます。街乗り中心で息苦しさを抑えたい人に、アライのフルフェイスのなかでも特におすすめしたいモデルです。
- 帽体がコンパクトで、被ると顔まわりがすっきり小さく見えるうえに小さめのサイズでも頭にぴったりなじんだ
- 軽くて取り回しやすいうえに走行中の風切り音も少なく、ひと乗りしただけで性能の高さに感動した
- スモークシールドを付けても前方がくっきり見やすく、ミリタリー調のデザインも気に入っている
ジェット・オープンフェイス
アライのジェット・オープンフェイスは、顔まわりの開放感と視界の広さを重視したモデル群です。スネル規格に適合した上位ジェットから、スタンダードなジェット、クラシックスタイルのモデルまで掲載しています。比較表のあとで各モデルの詳細を紹介します。
| モデル名 | タイプ | 帽体 | 規格 | シールド | 対象スタイル・特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| VZ-RAM | ジェット(フラッグシップ) | PB-cLc2 | スネル・JIS | VAS-Zブローシールド(ライトスモーク)標準装備 | レース由来のハイエンドジェット |
| VZ-RAM PLUS | ジェット(フラッグシップ) | PB-cLc2 | スネル・JIS | VAS-Zプロシェード・システム標準装備 | ロングツーリング向けシェード仕様 |
| CT-Z | ジェット(コンパクト) | PB-cLc | スネル・JIS | CTシールドシステム標準装備 | フルフェイス級の頬部保護を持つスポーツ系 |
| SZ-G | ジェット(スタンダード) | PB-cLc | スネル・JIS | スーパーアドシスZRシールド(LRS)標準装備 | 扱いやすいスタンダードジェット |
| CLASSIC AIR | ジェット(ネオクラシック) | cLc | JIS | 標準装備なし(ニューコンペシールドはオプション) | レトロなネオクラシックスタイル |
| CLASSIC MOD | ジェット(クラシック) | cLc | JIS | 標準装備なし(オプション対応) | ゴーグル併用のカフェスタイル |
VZ-RAM

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | VZ-RAM |
| タイプ | ジェット(フラッグシップ) |
| 帽体 | PB-cLc2 |
| 規格 | スネル・JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | 上級者向けの高性能ジェット |
「VZ-RAM」は、アライのジェットヘルメットの最上位に位置するフラッグシップモデルです。ジェットタイプでありながらスネル規格とJIS規格に適合しており、フルフェイスに近い安全思想をジェットに持ち込んでいます。
シールドの着脱は工具不要で、アーム下部のリリースレバーで簡単に行えます。開放感のあるジェットを選びながら、安全性と走行性能は妥協したくないライダーにおすすめのアライの上位モデルです。
- 走り出すとヘルメットの中を風がよく通り、ジェットらしい涼しさをしっかり感じられた
- 軽いうえに頭へしっかりフィットして、高速道路を走る日もフルフェイスから乗り換えたくなった
- メガネをかけたままでも使いやすく、シールドを下ろすとサングラスのような見た目になるのも好み
VZ-RAM PLUS

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | VZ-RAM PLUS |
| タイプ | ジェット(フラッグシップ) |
| 帽体 | PB-cLc2 |
| 規格 | スネル・JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | シェード標準のツーリング仕様 |
「VZ-RAM PLUS」は、アライのVZ-RAMにプロシェード・システムを標準装備したジェットヘルメットです。帽体や規格はVZ-RAMと共通で、シールドまわりの装備だけが異なります。
日中のツーリングでは、トンネルの出入りや西日の向きが変わるたびにハンドルから手を離さずに眩しさへ対処できます。日差しの強い時間帯に走ることが多く、眩しさ対策まで1つのヘルメットで済ませたいツーリングライダーにおすすめです。
CT-Z

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | CT-Z |
| タイプ | ジェット(コンパクト) |
| 帽体 | PB-cLc |
| 規格 | スネル・JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | 頬部保護に優れたスポーツ系 |
「CT-Z」は、コンパクトで軽快な被り心地を重視したアライのスポーツ系ジェットヘルメットです。アライのジェットとしてはコンパクトな帽体に仕上げられており、スネル規格とJIS規格に適合しています。
通勤や街乗りのように乗り降りが多い場面では、コンパクトなジェットのほうが取り回しがラクになります。軽さと扱いやすさを重視しつつ、頬まわりの保護も確保したいライダーにおすすめのアライのジェットヘルメットです。
SZ-G

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | SZ-G |
| タイプ | ジェット(スタンダード) |
| 帽体 | PB-cLc |
| 規格 | スネル・JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | 扱いやすい定番のジェット |
「SZ-G」は、アライのジェットヘルメットのなかでスタンダードな位置づけのモデルです。装備をシンプルにまとめた定番ジェットで、スネル規格とJIS規格に適合しています。
SZ-Gは、スクーターでの街乗りから近場のツーリングまで幅広く使えるジェットに仕上がっています。多機能よりも扱いやすさを優先したい人や、初めてアライのジェットを選ぶ人におすすめのスタンダードモデルです。
CLASSIC AIR

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | CLASSIC AIR |
| タイプ | ジェット(ネオクラシック) |
| 帽体 | cLc |
| 規格 | JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | レトロ調が人気のクラシック系 |
「CLASSIC AIR」は、レトロなスタイルを楽しめるアライのクラシック系ジェットヘルメットです。JIS規格のモデルでありながら、耐貫通性試験ではJIS規格の1.5倍の高さとなる3mから落とすスネル規格レベルをクリアしています。
CLASSIC AIRのシールドは純正オプションのため、ゴーグルと組み合わせてクラシックな雰囲気で走る使い方が基本です。旧車やクラシックバイクに合わせて、見た目と安全性の両方にこだわりたいライダーにおすすめします。
CLASSIC MOD

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | CLASSIC MOD |
| タイプ | ジェット(クラシック) |
| 帽体 | cLc |
| 規格 | JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | ゴーグル併用のカフェスタイル |
「CLASSIC MOD」は、街乗りやカフェライドを想定したアライのモダンクラシックなジェットヘルメットです。ゴーグルと合わせやすいシンプルなデザインで、ファッション性を重視するライダーに向けて作られています。
CLASSIC MODは、ネオクラシックバイクやカフェレーサーでの街乗りに合わせやすいジェットとして活躍します。服装との組み合わせも楽しみながら街乗りを満喫したい人におすすめのアライのクラシックモデルです。
オフロード・トライアル
アライのオフロード・トライアルは、未舗装路やモトクロス、トライアル競技向けのモデル群です。アドベンチャーツーリング向けのマルチパーパスとモトクロス用、トライアル用のモデルを掲載しています。比較表のあとで各モデルの詳細を紹介します。
| モデル名 | タイプ | 帽体 | 規格 | 特徴 | 対象ユーザー |
|---|---|---|---|---|---|
| TOUR-CROSS V | オフロード(アドベンチャー・マルチパーパス) | PB-cLc2 | スネル・JIS | VAS-Aシールドシステムでシールド・バイザー・ゴーグルを状況に応じて換装できるマルチパーパス設計。一体成形多段発泡ライナーとFCS内装を採用 | ロングツーリングからオフロード走行まで幅広く楽しみたいアドベンチャーライダー |
| V-CROSS 4 | オフロード(モトクロス) | PB-cLc2 | スネル・JIS | R75シェイプの帽体にゴーグルロケーターとVAトップリアダクトを装備。ハイフィッティング冷・乾内装とFCSで激しい走行にも対応 | モトクロスコースを本格的に走り込む競技志向のライダー |
| HYPER-T PRO | トライアル | cLc | JIS | あご部分の保護範囲を約40mm拡大し専用ロックガードを装着。エコピュアー(抗菌・消臭)のフルシステム内装で安心感を高めた | 本格的なトライアル競技でより高い安心感を求めるライダー |
| HYPER-T | トライアル | cLc | JIS | ハイパーリブ構造とラムエアーインテークで軽量・コンパクトを実現。ハイフィッティング内装を採用 | 軽さを重視して手軽にトライアルを楽しみたいライダー |
TOUR-CROSS V

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | TOUR-CROSS V |
| タイプ | オフロード(アドベンチャー・マルチパーパス) |
| 帽体 | PB-cLc2 |
| 規格 | スネル・JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | オンオフ兼用のアドベンチャー派向け |
「TOUR-CROSS V」は、オンロードとオフロードの両方を走るアドベンチャーツーリング向けに作られた、アライのマルチパーパスヘルメットです。シールドとバイザーを組み合わせて使えるほか、ゴーグルも装着できるため、走る場所に合わせてスタイルを変えられます。
TOUR-CROSS Vのマウスシャッターは従来モデルのツアークロス3と比べて開口部面積が200%アップしており、林道で息が上がる場面でも口元に風を取り込めます。舗装路のツーリングから未舗装の林道まで行き来するアドベンチャーライダーにおすすめです。
V-CROSS 4

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | V-CROSS 4 |
| タイプ | オフロード(モトクロス) |
| 帽体 | PB-cLc2 |
| 規格 | スネル・JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | モトクロス競技志向のライダー向け |
「V-CROSS 4」は、アライのオフロードラインナップのなかで本格的なモトクロス走行を想定したヘルメットです。PB-cLc2帽体を採用し、スネル規格とJIS規格の両方に適合しています。
モトクロスコースでは、ジャンプやギャップの着地でヘルメットに大きな揺れが加わります。V-CROSS 4はモトクロスやエンデューロを本格的に走り込み、ゴーグルとの組み合わせを重視する競技志向のライダーにおすすめのオフロードヘルメットです。
HYPER-T PRO

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | HYPER-T PRO |
| タイプ | トライアル |
| 帽体 | cLc |
| 規格 | JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | 安全性重視のトライアル上級者向け |
「HYPER-T PRO」は、トライアル競技向けに作られたアライの上位オープンフェイスです。あご部分の保護範囲を広げ、専用のロックガードを装着して口元まわりの安心感を高めています。
トライアルでは低速で岩や段差を越えるため、転倒時に顔まわりを保護する装備が安心につながります。本格的にトライアル競技へ取り組み、より高い安心感を求める上級ライダーにおすすめのモデルです。
HYPER-T

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | HYPER-T |
| タイプ | トライアル |
| 帽体 | cLc |
| 規格 | JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | 軽さ重視の手軽なトライアル入門向け |
「HYPER-T」は、アライのトライアル用ヘルメットのスタンダードモデルです。ハイパーリブ構造とラムエアーインテークを備え、軽量でコンパクトな帽体に仕上げています。
アライのHYPER-Tが採用するハイフィッティング内装は、頭をしっかりホールドする設計です。軽いヘルメットは首への負担が少なく、足場を確かめながら長時間バランスを取り続けるトライアルの練習でも疲れにくくなります。これからトライアルを始めたい人や、練習用に軽いヘルメットを探している人におすすめです。
大きいサイズ・小さいサイズ専用モデル
アライの大きいサイズ・小さいサイズ専用モデルは、標準サイズのバイク用ヘルメットでは合わない人向けのモデル群です。63〜66cmに対応するXO専用モデルと、51〜53cmの小さいサイズを用意したジュニア向けモデルを掲載しています。比較表のあとで各モデルの詳細を紹介します。
| モデル名 | タイプ | 対象サイズ | 帽体 | 規格 | カラー | 対象ユーザー |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ASTRO-IQ XO | フルフェイス | 63〜64cm・65〜66cm | PB-cLc | スネル・JIS | グラスホワイト・グラスブラック | 頭が大きい成人ライダー |
| MZ-F XO | ジェット | 63〜64cm・65〜66cm | PB-cLc | スネル・JIS | グラスホワイト・グラスブラック | 頭が大きい成人ライダー |
| ASTRO-LIGHT | フルフェイス | 51〜53cm | cLc | JIS・MFJ公認 | 白 | 頭が小さい人・ジュニア |
| SZ-LIGHT | ジェット | 51〜53cm | cLc | JIS | 白 | 頭が小さい人・ジュニア |
| V-CROSS 2 JR | オフロード | 51〜53cm | cLc | JIS | 白 | オフロードを楽しむジュニア |
ASTRO-IQ XO

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ASTRO-IQ XO |
| タイプ | フルフェイス |
| 帽体 | PB-cLc |
| 規格 | スネル・JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | 大型フルフェイス(63〜66cm) |
「ASTRO-IQ XO」は、63〜64cmと65〜66cmの大きいサイズに対応したアライのフルフェイス専用モデルです。標準サイズでは頭が収まりきらない人でも、アライのフルフェイスを選べるように用意されています。
サイズが合わないヘルメットは、締め付けによる頭痛や走行中のズレにつながります。頭が大きく通常サイズのフルフェイスが合わない人で、ツーリングにも使えるアライのフルフェイスを探しているライダーにおすすめです。
MZ-F XO

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | MZ-F XO |
| タイプ | ジェット |
| 帽体 | PB-cLc |
| 規格 | スネル・JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | 大型ジェット(63〜66cm) |
「MZ-F XO」は、アライのジェットヘルメットのなかで63〜64cmと65〜66cmの大きいサイズに特化したモデルです。大きいサイズでも開放感のあるジェットを選びたい人に向けて用意されています。
大きいサイズのヘルメットは選択肢が限られがちですが、アライはジェットにも専用モデルを用意しています。頭が大きい人で、街乗りや通勤に使いやすいジェットを探しているライダーにおすすめです。
ASTRO-LIGHT

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ASTRO-LIGHT |
| タイプ | フルフェイス |
| 帽体 | cLc |
| 規格 | JIS・MFJ公認 |
| 対象ユーザー・特徴 | ジュニア用(51〜53cm) |
「ASTRO-LIGHT」は、51〜53cmの小さいサイズに対応したアライのフルフェイスです。ジュニアライダーや頭の小さい人に合わせた専用設計で、カラーは白のみを用意しています。
ぶかぶかのヘルメットは転倒時にズレやすく、本来の保護性能を発揮できません。頭の小さい女性や、キッズレースに参加するジュニアライダーにおすすめのアライのフルフェイスです。
SZ-LIGHT

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | SZ-LIGHT |
| タイプ | ジェット |
| 帽体 | cLc |
| 規格 | JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | ジュニア用(51〜53cm) |
「SZ-LIGHT」は、51〜53cmの小さいサイズで展開されるアライのジェットヘルメットです。ASTRO-LIGHTのジェット版にあたる位置づけで、カラーは白のみとなっています。
小さいサイズのジェットは選択肢が少なく、サイズを妥協して大きめを被るとズレや風の巻き込みが気になります。頭の小さい人がタンデムや街乗りで開放感のあるジェットを選びたい場合に、アライのSZ-LIGHTはおすすめです。
V-CROSS 2 JR

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | V-CROSS 2 JR |
| タイプ | オフロード |
| 帽体 | cLc |
| 規格 | JIS |
| 対象ユーザー・特徴 | モトクロス用ジュニア(51〜53cm) |
「V-CROSS 2 JR」は、51〜53cmのジュニアライダー向けに作られたアライのオフロードヘルメットです。公式の日本語表記は「Vクロス2 ジュニア」で、カラーは白のみを展開しています。
子どもの頭に合ったサイズのヘルメットを選ぶことは、安全にモトクロスを楽しむための基本になります。モトクロスを始める子どもや、キッズレースに挑戦するジュニアライダーにおすすめのオフロードヘルメットです。
アライのバイク用ヘルメットまとめ
この記事では、アライのブランドの特徴や「かわす性能」を支えるR75 SHAPE、スーパーファイバーを使った独自帽体、VASシールドシステムなどの技術を解説し、現行のバイク用ヘルメットを全モデル比較しました。アライはフルフェイスの大半がスネル規格に適合しており、どのモデルを選んでも衝撃をかわす丸い帽体形状が受け継がれています。
アライのヘルメットはモデルやデザインによって納期が数か月以上かかる場合があるため、早めに販売店で在庫と納期を確認し、実際に試着してサイズを確かめておきましょう。アライのバイク用ヘルメット選びの参考になれば嬉しいです。

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