【WINS】バイク用品のヘルメット全14モデルを比較|軽量カーボンのおすすめはどれ?

  • WINSのヘルメットは種類が多くて、どのモデルを選べばいいかわからない
  • A-FORCEとG-FORCEの違いや、インナーバイザーの有無を知りたい
  • 通勤やツーリングで使いやすいWINSのヘルメットはどれ?

「WINS(ウインズ)」は2009年に石川県金沢市で創業した株式会社ウインズジャパンのブランドで、日本企業で初めてインナーバイザー付きのシステムヘルメットを発売したバイク用ヘルメットブランドです。カーボンやGFRPの帽体を独自のPPVA製法で軽く仕上げ、2013年には「A-FORCE」が石川プレミアムブランドに認定されています。

ヘルメットは乗り方や頭の形に合わないモデルを選んでしまうと、走行中の視界や通気、長時間かぶったときの疲れ方にまで影響します。通勤からサーキット走行まで快適に走るためにも、WINSのヘルメットは各モデルの帽体や機能の違いを理解して選ぶことが大切です。

この記事では、WINSの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、現行のヘルメットを全モデル比較します。乗り方別のおすすめモデルも紹介しますので、WINSのヘルメットが気になっている人はぜひチェックしてください。

タップできる目次

WINS(ウインズ)とは軽量カーボンヘルメットに強いバイク用品ブランド

WINS(ウインズ)のブランド概要の図解: 設立=2009年、発祥=石川県金沢市、主力=カーボン帽体、得意=インナーバイザー

WINS(ウインズ)とは、2009年に石川県金沢市で誕生した株式会社ウインズジャパンが展開するヘルメットブランドで、軽いカーボン帽体の「A-FORCE」シリーズとインナーバイザー付きヘルメットに力を入れています。帽体(ヘルメットの外殻にあたる部分)をカーボンとGFRPで作り分け、ラインナップはサーキット向けのレーシングモデルからスクーター向けのコンパクトなフルフェイスまでと幅広い構成です。

WINSはヘルメット本体のほか、曇り止めレンズ「FOGWIN」や撥水フィルム「リペルテック」、ヘルメット用スピーカー「サウンドテック」も自社で開発しています。シールドの曇りや雨粒、走行中の音まわりまで、ヘルメットと組み合わせる製品をWINSでそろえられる点もブランドの特徴です。

WINSのブランドコンセプト

WINSは「生み出された製品は、それを使用するすべてのライダーのために。」という理念と、「日本のバイク界に新風を吹き込みたい。」という言葉を掲げるヘルメットブランドです。開発のキーワードには「安全」「快適」「革新」を据え、日本のヘルメットになかった機能を形にしてきました。

WINSが重視しているのは、ヘルメットを軽く仕上げて首の負担や疲れを減らし、ライダーが運転に集中できる状態をつくることです。部位ごとに素材と積層方法を調整して強さと軽さを両立させる考え方は、カーボンの「A-FORCE」からGFRPの「G-FORCE」まで共通しています。

さらにWINSは、金沢の美術工芸と、石川県が強みとする炭素繊維の技術を背景にしたものづくりを打ち出しています。「A-FORCE RR チョップドカーボン」のゴールド×レッドも、金沢の金箔工芸をモチーフにした配色です。

WINSの歴史・創業背景

2009年に金沢で設立されたWINSは、設立初年にシステムヘルメット「CRシリーズ」を発売し、日本企業で初めてインナーバイザー付きのシステムヘルメットを世に出したブランドとして歩み始めました。同じ2009年には、音質を重視したヘルメット用スピーカー「サウンドテック」も発売しています。

2011年には日本初となる重さ1,250gのMFJ公認カーボンフルフェイスを発売しました。MFJ公認とは、日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)の基準を満たし、公認レースで使えるヘルメットであることを指します。2014年にはWINSが貼り直して使える曇り止めレンズ「FOGWIN」を開発し、国際特許も取得しています。

続く2015年に日本初のインナーバイザー付きオフロードヘルメット、2017年に日本初のインナーバイザー付きカーボンジェットヘルメットを発売し、WINSはインナーバイザーの搭載範囲をジャンルごとに広げてきました。2025年9月8日にはMFJ公認のレーシングモデル「A-FORCE RR」が発売され、2026年4月3日には帽体を12Kカーボンにした「A-FORCE RR 12K」が加わっています。

WINSの特徴・強み

WINSのヘルメットの大きな強みは、カーボンの「A-FORCE」とGFRP(ガラス繊維強化プラスチック)の「G-FORCE」を、どちらも独自のPPVA製法で仕上げている点です。インナーバイザー付きのジェットで1,300g(±50g)の「A-FORCE RS JET typeC」のように、帽体の軽さを数値で示しているモデルもあります。

現行モデルの多くに、サングラスのようなインナーバイザーをレバーで出し入れできるダブルバイザーを搭載している点もWINSの特徴です。内装はアジア人の頭の形に合わせて設計され、チークパッドの上端にはメガネのツルが通る空間を設けています。

サイズ展開はモデルによってXXS〜XXLまでと幅広く、MサイズのセンターパッドにSサイズのチークパッドを組み合わせた「M-Slim」を選べるのも強みです。ほおまわりが細めのライダーでも、WINSのヘルメットならフィットするサイズを探しやすくなります。

評判の面では、2013年に「A-FORCE」が石川プレミアムブランドに、2012年に「サウンドテック」が石川ブランドに認定されました。2018年にはFOGWINが石川デザイン展で石川県商工会議所連合会会頭賞を受賞しており、WINSの製品は地元の石川県でデザインと技術の両面から評価を受けています。

WINSの関連ブランド|FOGWIN・リペルテック・サウンドテック

「FOGWIN」は、WINSが開発して国際特許を取得した、シールドに貼って使う貼り直し可能な曇り止めレンズです。ボートレース用ヘルメットにも採用されており、WINSの多くのヘルメットは購入後にQRコードや引き換えハガキから申し込むと、モデルに合うFOGWINを受け取れます。

「リペルテック」はシールドに貼る撥水フィルムで、雨粒を弾いて雨の日の視界を保つためのアクセサリーです。「サウンドテック」は音質を重視して開発されたヘルメット用スピーカーで、いずれもWINSのヘルメット本体とは別に販売されているため、全モデル比較ではヘルメット本体だけを取り上げています。

WINSの機能とテクノロジー

吸気は約3倍、バイザーは5mm長いの図解: 吸気流量約3倍、インナーバイザー5mm長い、シールドの開閉5段階

WINSのヘルメットの特徴は、帽体の製法から視界、シールドの密閉、通気、曇り止め、内装まで、自社で名前を付けた技術を数多く搭載している点です。ここではWINSの現行ヘルメットに共通する主要な技術を取り上げ、仕組みと走行中の使い勝手を解説します。

WINSのヘルメットに搭載されている主なテクノロジーは以下の6つです。

  • PPVA製法|プリプレグで仕上げるドライシェル
  • ダブルバイザー|ロングインナーバイザーtypeC
  • デュアル・アクション・クロージング
  • エアロフォルムとエア・レール
  • FOGWIN|貼り直せる曇り止めレンズ
  • 3Dフィット内装|アジア人向けの二重構造パッド

PPVA製法|プリプレグで仕上げるドライシェル

WINSのPPVA製法(Prepreg Inner Pressure Vacuum Air Bag)は、樹脂をあらかじめしみ込ませた繊維シート「プリプレグ」を使い、内側からエアーバッグで加圧しながら外側から真空引きして硬化させる帽体の製法です。カーボンの「A-FORCE」とGFRPの「G-FORCE」の両方に、WINSはPPVA製法を採用しています。

プリプレグは部位ごとに積層の仕方を変えられるため、WINSは強度が必要な部分と軽くしたい部分で重ね方を調整しています。加圧と真空引きで余分な樹脂や気泡を抜くことで帽体の厚みが安定し、仕上がった帽体の呼び名はA-FORCE系が「ドライカーボンシェル」、G-FORCE系が「ドライファイバーシェル」です。

余分な樹脂を残さないWINSのPPVA製法は、帽体の軽さに直結します。長時間のツーリングで頭にかかる重さを抑えたいライダーは、PPVA製法の帽体を採用したA-FORCE系とG-FORCE系から候補を探すと選びやすくなります。

ダブルバイザー|ロングインナーバイザーtypeC

WINSのダブルバイザーは、シールドの内側にサングラスのようなインナーバイザーを収め、ヘルメット側面のレバーをスライドさせて出し入れできる機構です。強い日差しや急な逆光のときも、レバー操作だけでインナーバイザーを素早く下ろせます。

WINSの現行モデルでは、従来品より5mm長くした「ロングインナーバイザー(typeC)」が主流です。視界を覆う面積が広がり、インナーバイザーの下のすき間から入る光を減らしています。typeC対応モデルには従来型のインナーバイザーを装着できないため、交換用を買うときはtypeC専用品が必要です。

オフロードの「X-ROAD3」は、従来より約12mm長い専用のインナーバイザーを採用しています。WINSのダブルバイザー搭載モデルなら、日中から夕方まで走るツーリングでもシールドを付け替える手間がなく、メガネをかけたまま乗るライダーにもおすすめです。

デュアル・アクション・クロージング

WINSのデュアル・アクション・クロージングは、シールドを段階的に閉じていき、最後にシールドベースごと動かしてシールドをヘルメット側のワイパーモール(シールドとヘルメットのすき間をふさぐ縁)へ引き寄せる密閉機構です。

「A-FORCE RS」系や「G-FORCE SS」系、「FF-COMFORT」は5段階の開閉で、4段目はわずかに開けた状態、5段目で完全に密閉します。レーシングモデルの「A-FORCE RR」は4段階で、3段目で完全に密閉したうえでシールドロックをかけ、走行風でシールドが開くのを防ぐ仕組みです。

シールドを閉じきると風切り音や雨、ほこりが入りにくくなり、高速道路の巡航でもヘルメットの中を静かに保てます。WINSのデュアル・アクション・クロージングの4段目は、低速走行でほんの少しだけ外気を取り入れたいときに便利です。

エアロフォルムとエア・レール

WINSのエアロフォルムは、風洞実験をもとに形を決めた帽体のデザインで、走行中の空気の流れをなめらかにして、風でヘルメットが押し込まれたり浮き上がったりするのを抑えます。「A-FORCE RR」には、浮き上がりと後方の乱流を減らすリアスポイラーと、あご下の乱流を抑えるチンスポイラーも備わっています。

エア・レールは、帽体の内側にあるEPS(発泡ポリスチレン製のライナー)に刻んだ溝で、ベンチレーション(通気口)から取り入れた空気をヘルメット全体に流す仕組みです。WINSは「A-FORCE RR」でトップベンチレーションの開口部を従来品の2倍に広げ、吸気流量を従来品比で約3倍に高めました。

「A-FORCE RR」は口元の通気口にリンク式回転ルーバーを採用し、伏せた姿勢でも起きた姿勢でも吸気量を保ちます。風向切り替えスイッチで口元とシールド側への風の配分を無段階で変えられるため、夏のサーキットや渋滞の多い街中でもヘルメットの中に熱がこもりにくい構造です。

FOGWIN|貼り直せる曇り止めレンズ

FOGWINは、WINSが2014年に開発し国際特許を取得した曇り止めレンズで、シールドに貼って使い、貼り直しも可能です。ボートレース用ヘルメットにも採用されている防曇シートで、雨の日や寒い朝に吐く息でシールドが曇るのを抑えます。

WINSの多くのヘルメットは、付属のQRコードや引き換えハガキから申し込むと、モデルに合うFOGWINが郵送で届く引き換えサービスに対応しています。「X-ROAD3」はシールド上部にFOGWINを貼れる設計で、「FF-COMFORT」の大きめのシールドはジェット用のFOGWIN(F-03)が合うサイズです。なお、「MODIFY X JET」には引換券が付属しません。

シールドが曇るたびに開けて走ると、冷たい雨風が顔に当たります。WINSのFOGWINを貼っておけばシールドを閉じたまま走れる場面が増えるため、通年でヘルメットを使う通勤ライダーにおすすめのアクセサリーです。

3Dフィット内装|アジア人向けの二重構造パッド

WINSの3Dフィット内装は、ほおの形に沿う3Dメインパッドと、フィット感を高めるインサイド部を重ねた二重構造の内装パッドです。パッド内部のスポンジには位置と大きさを決めて穴を開けた「アブソーブコントロールホールスポンジ」を使い、ほお全体を包み込むようにかぶれるよう仕上げています。

別売のアジャスタブルチークパッドを使うと、頭頂部のすき間や耳への当たりを調整でき、スポンジを取り外してカットする細かな調整も可能です。「A-FORCE」や「G-FORCE」の内装には冷感素材の「スーパークールネスフィット」を使い、内装パッドはすべて取り外して洗濯できます。

チークパッドの上端にはメガネのツルが入る空間を設け、ツルによる圧迫を減らす形状です。別売の「3D Air Tech」は3Dプリンターで作ったポリウレタン製のハニカム構造パッドで、頭上に空気を通して蒸れを抑えます。メガネをかけて乗るライダーや夏場の蒸れが気になるライダーにも、WINSの内装はおすすめです。

WINSのヘルメット全種類の違いを比較

WINSのヘルメットは、カーボン帽体の「A-FORCE」、GFRP帽体の「G-FORCE」、オフロードの「X-ROAD3」、システムヘルメットの「MODIFY X」、コンパクトなフルフェイスの「FF-COMFORT」といったシリーズで構成されています。ここではWINSの全モデルの種類と違いを解説し、比較表のあとに各モデルの詳細を紹介します。

選ぶときの最初の判断材料は帽体タイプです。高速道路を使うツーリングやサーキットにはフルフェイス、通勤や街乗りで視界の広さと着脱のしやすさを重視するならジェット、林道に入るならオフロード、休憩のたびに顔を出したいならシステムが向いています。

インナーバイザーが必要かどうかも、WINSのヘルメットを分ける大きなポイントです。レーシング向けの「A-FORCE RR」系を除くほぼすべてのモデルがダブルバイザーを搭載しているため、日差しの変化が多い公道ではインナーバイザー付きのモデルから選ぶと使い勝手が良くなります。

スクロールできます
モデル名 帽体タイプ 帽体素材 規格 インナーバイザー 主な機能
A-FORCE RR チョップドカーボン フルフェイス チョップドカーボン MFJ公認 – 柄が1つずつ違うマーブル調
A-FORCE RR 12K フルフェイス 12Kカーボン MFJ公認 – 3Kとは違う12Kの織り目
A-FORCE RR フルフェイス 3Kカーボン MFJ公認 – 大流量ベンチレーション
A-FORCE RS 12K フルフェイス 12Kカーボン – あり(typeC) FOGWIN引換対応
A-FORCE RS typeC フルフェイス カーボン – あり(typeC) チンカーテン等を付属
A-FORCE RS 12K JET ジェット 12Kカーボン – あり(typeC) エア・レール搭載
A-FORCE RS JET typeC ジェット カーボン – あり(typeC) 1,300g(±50g)の最軽量クラス
G-FORCE SS typeC フルフェイス GFRP – あり(typeC) 5段階のシールド密閉
G-FORCE SS JET typeC ジェット GFRP – あり(typeC) 別売ガードでフルフェイス化
G-FORCE X ジェット GFRP – あり(typeC) 6スタイルチェンジ
X-ROAD3 オフロード – – あり 3フォームチェンジ
MODIFY X システム – – あり フリップアップ式
MODIFY X JET ジェット – – あり 3スタイルチェンジ
FF-COMFORT フルフェイス – – あり メットインに収まりやすい

A-FORCE RR チョップドカーボン

A-FORCE RR チョップドカーボンの製品画像

項目 内容
モデル名 A-FORCE RR チョップドカーボン
帽体タイプ フルフェイス
帽体素材 チョップドカーボン
インナーバイザー –
主な機能 柄が1つずつ違うマーブル調

「A-FORCE RR チョップドカーボン」は、WINSのレーシングモデル「A-FORCE RR」の帽体をチョップドカーボンで成形したフルフェイスヘルメットです。細かく裁断したカーボン繊維を均一に並べて高圧プレスでシートにし、プリプレグと組み合わせて成形するため、マーブル調の柄は1つとして同じものがありません。

カラーは金沢の伝統工芸である金箔から着想を得たゴールド×レッドで、柄とあわせて帽体ごとに表情が異なる1点ものの仕上がりです。MFJ公認のレーシング仕様で、風洞実験をもとにしたエアロフォルム、リアスポイラーとチンスポイラー、リンク式回転ルーバーを含むベンチレーションをそろえています。

万一の際に外側から内装パッドを抜き取れるエマージェンシーリリースシステムや、チタン製のDリング(あごひもを留める金具)も装備し、通気性を高める「3D Air Tech」も付属します。サーキット走行も視野に入れつつ、ほかのライダーと柄がかぶらないWINSのカーボンヘルメットを持ちたい方におすすめです。

A-FORCE RR 12K

A-FORCE RR 12Kの製品画像

項目 内容
モデル名 A-FORCE RR 12K
帽体タイプ フルフェイス
帽体素材 12Kカーボン
インナーバイザー –
主な機能 3Kとは違う12Kの織り目

「A-FORCE RR 12K」は、WINSが2026年4月3日に発売した、A-FORCE RRの帽体を12Kカーボンに変えたフルフェイスヘルメットです。12Kカーボンは1つのマス目に約12,000本の炭素繊維を束ねて織った素材で、一般的な3Kカーボンとは違う織り目の質感が帽体の表面に現れます。

帽体はPPVA製法のドライカーボンシェルで、MFJ公認の基準を満たすレーシング仕様です。風洞実験をもとにしたエアロフォルムや大流量のベンチレーション、口元とシールドへの風を振り分ける風向切り替えスイッチ、シールドロック付きのデュアル・アクション・クロージングなど、A-FORCE RRと共通の装備をそろえています。

「3D Air Tech」が付属するため、夏場のサーキットでも頭頂部の蒸れを抑えやすくなります。A-FORCE RRのレーシング性能を備えたまま、3Kとは違うカーボンの見た目を選びたいライダーにおすすめのWINSのヘルメットです。

A-FORCE RR

A-FORCE RRの製品画像

項目 内容
モデル名 A-FORCE RR
帽体タイプ フルフェイス
帽体素材 3Kカーボン
インナーバイザー –
主な機能 大流量ベンチレーション

「A-FORCE RR」は、2025年9月8日に発売されたWINSのMFJ公認レーシングモデルで、3Kカーボンの帽体を採用したフルフェイスヘルメットです。A-FORCEシリーズの中でもサーキット走行を前提にしたモデルで、12Kカーボンやチョップドカーボンの仕様もA-FORCE RRがベースになっています。

WINSはA-FORCE RRでトップベンチレーションの開口部を従来品の2倍に広げ、吸気流量を従来品比で約3倍に高めました。口元の通気口はリンク式回転ルーバーで、伏せた姿勢でも吸気量を保ちます。シールドは縦方向が平らな2Dシールドで、撥水フィルム「リペルテックワイド(R-02)」を全面に貼れる形状です。

シールドは4段階のデュアル・アクション・クロージングとシールドロックで高速走行中の開きを防ぎ、エマージェンシーリリースシステムやチタン製Dリングも備えています。「3D Air Tech」は別売です。サーキット走行やスポーツ走行が中心で、軽いカーボン帽体と通気性を重視するライダーにはA-FORCE RRをおすすめします。

A-FORCE RS 12K

A-FORCE RS 12Kの製品画像

項目 内容
モデル名 A-FORCE RS 12K
帽体タイプ フルフェイス
帽体素材 12Kカーボン
インナーバイザー あり(typeC)
主な機能 FOGWIN引換対応

「A-FORCE RS 12K」は、WINSのインナーバイザー付きカーボンフルフェイス「A-FORCE RS」の帽体を、12Kカーボンで仕上げたモデルです。MFJ公認のレーシングモデルであるA-FORCE RRに対し、A-FORCE RSはダブルバイザーを中心にした装備で、ツーリングや街乗りで扱いやすい構成になっています。

帽体はPPVA製法のドライカーボンシェルで、インナーバイザーは従来品より5mm長いTypeCです。大型ベンチレーションは2段階で調整でき、シールドはデュアル・アクション・クロージングでしっかり閉じられるうえ、FOGWINの引き換えにも対応しています。

サングラスを持ち歩かなくても日差しの変化に対応できるため、日帰りツーリングから街乗りまで1つのヘルメットで使い分けやすくなります。インナーバイザーの便利さを使いながら、12Kカーボンの見た目にもこだわりたいライダーにおすすめのフルフェイスです。

A-FORCE RS typeC

A-FORCE RS typeCの製品画像

項目 内容
モデル名 A-FORCE RS typeC
帽体タイプ フルフェイス
帽体素材 カーボン
インナーバイザー あり(typeC)
主な機能 チンカーテン等を付属

「A-FORCE RS typeC」は、WINSのA-FORCE RSシリーズの基本となる、インナーバイザー付きのカーボンフルフェイスです。グラフィックモデルの「A-FORCE RS FLASH typeC」もあり、カーボン×アイアンレッドやカーボン×アルマイトブルー、カーボン×ネオングリーンの配色から選べます。

部位ごとに積層を調整したドライカーボンシェルに、従来品より5mm長いロングインナーバイザー(typeC)を組み合わせた構成です。大型ベンチレーションはオープン、ハーフオープン、クローズの3つの状態に切り替えられ、シールドは5段階のデュアル・アクション・クロージングで閉じます。

チンカーテン、ネックカーテン、ノーズガードが標準で付属し、あご下や首元からの風の巻き込みを抑えられます。ほおまわりが細めの人に合わせたM-Slimサイズも選べるため、軽いカーボンのフルフェイスでツーリングから街乗りまで幅広くこなしたいライダーにおすすめです。

A-FORCE RS 12K JET

A-FORCE RS 12K JETの製品画像

項目 内容
モデル名 A-FORCE RS 12K JET
帽体タイプ ジェット
帽体素材 12Kカーボン
インナーバイザー あり(typeC)
主な機能 エア・レール搭載

「A-FORCE RS 12K JET」は、WINSのカーボンジェット「A-FORCE RS JET」の帽体を12Kカーボンで仕上げた、インナーバイザー付きのジェットヘルメットです。顔まわりが開いたジェットタイプに、軽いカーボン帽体と12Kカーボンの織り目を組み合わせています。

PPVA製法のドライカーボンシェルにインナーバイザーTypeCのダブルバイザーを組み合わせ、エアロフォルムとエア・レールで走行中の風の流れと通気を整えています。シールドの開閉はデュアル・アクション・クロージングで、FOGWINの引き換えにも対応したモデルです。

ジェットタイプは顔の前が開いているぶん視界が広く、街中で左右を確認しやすい形です。開放感のあるジェットで、カーボンの軽さと12Kの見た目の両方を手にしたいライダーには、A-FORCE RS 12K JETがおすすめといえます。

A-FORCE RS JET typeC

A-FORCE RS JET typeCの製品画像

項目 内容
モデル名 A-FORCE RS JET typeC
帽体タイプ ジェット
帽体素材 カーボン
インナーバイザー あり(typeC)
主な機能 1,300g(±50g)の最軽量クラス

「A-FORCE RS JET typeC」は、WINSがインナーバイザー装備のジェットヘルメットで最軽量クラスと紹介する、重さ1,300g(±50g)のカーボンジェットです。グラフィックモデルとして、カーボン×アイアンレッドの「A-FORCE RS JET FLASH typeC」も用意されています。

帽体はドライカーボンシェルで、ロングインナーバイザー(typeC)と5段階のデュアル・アクション・クロージングを搭載しています。サイズはM-Slimを含む展開で、大型ベンチレーションは2段階の調整式です。別売のフェイスガードをワンタッチで取り付けると、ワイドビューのフルフェイスとしても使えます。

軽いジェットは長時間かぶるツーリングでも頭の重さを感じにくく、街乗りでの取り回しも軽快です。重さの数値でヘルメットを比べたいライダーや、普段はジェットの広い視界で走りつつ高速道路ではフェイスガードを付けたいライダーにおすすめのモデルです。

✓ ユーザーの声・実際の使用感
  • 手に取った瞬間にカーボンらしい軽さがはっきりわかり、試しにかぶるとほかの候補が目に入らなくなった
  • 別売りのフェイスガードを付けるとフルフェイスのようにも使え、ジェットなのに使い道が広がるのがうれしい
  • 頭が入るか心配だったものの問題なくかぶれて、カーボンの軽さもデザインも気に入っている

G-FORCE SS typeC

G-FORCE SS typeCの製品画像

項目 内容
モデル名 G-FORCE SS typeC
帽体タイプ フルフェイス
帽体素材 GFRP
インナーバイザー あり(typeC)
主な機能 5段階のシールド密閉

「G-FORCE SS typeC」は、GFRP帽体にインナーバイザーを組み合わせたWINSのフルフェイスヘルメットで、公式では「G-FORCE SS FULLFACE」の名前で掲載されています。カラーはマットブラック、クールホワイト、アッシュグレーの3色です。

グラフィックモデルとして「G-FORCE SS Z-LINE」と「G-FORCE SS MONSTER」があり、「G-FORCE SS Z-LINE 奥沙織 限定仕様」も展開されています。帽体はA-FORCEと同じPPVA製法で作るドライファイバーシェルで、インナーバイザーは従来品より5mm長いTypeCです。

シールドは5段階のデュアル・アクション・クロージングで閉じ、大型ベンチレーションはオープン、ハーフオープン、クローズに切り替えられます。冷感素材の内装パッドはすべて洗濯できるため、汗をかく夏場も清潔に使いやすいのが利点です。インナーバイザー付きのフルフェイスをはじめて選ぶライダーや、グラフィックで個性を出したいライダーにおすすめします。

G-FORCE SS JET typeC

G-FORCE SS JET typeCの製品画像

項目 内容
モデル名 G-FORCE SS JET typeC
帽体タイプ ジェット
帽体素材 GFRP
インナーバイザー あり(typeC)
主な機能 別売ガードでフルフェイス化

「G-FORCE SS JET typeC」は、GFRP帽体を採用したWINSのインナーバイザー付きジェットヘルメットです。カラーはクールホワイトやマットブラック、メタリックブラック、アッシュグレーをそろえ、配色違いの「G-FORCE SS JET STEALTH typeC」ではイビサホワイトやサマルカンドブルーなど6色を展開しています。

帽体はPPVA製法のドライファイバーシェルで、インナーバイザーはロングインナーバイザー(typeC)専用の設計です。エアロフォルムとエア・レールで風の流れと通気を整え、M-Slimサイズも用意されています。別売のフェイスガードを付けるとワイドビューのフルフェイスになり、別売のネックカーテンで首元の風も防げます。

ジェットは着脱がしやすく、通勤や街乗りで乗り降りの回数が多いライダーでも扱いやすい形です。チークパッドの上端にメガネのツルが入る空間があり、メガネやサングラスをかけて乗るライダーにもG-FORCE SS JET typeCはおすすめできます。

✓ ユーザーの声・実際の使用感
  • 帽体にゆとりのあるフィット感で軽く、日差しをさえぎる大きめのサンシェードにも好印象を持った
  • インナーバイザー付きのジェットなのに、別売りのフェイスガードを足すとフルフェイスのようにもなる仕様がおもしろい
  • ロボットアニメに出てきそうな見た目がかっこいいうえ、原付での普段使いでも快適さと機能性に満足できる

G-FORCE X

G-FORCE Xの製品画像

項目 内容
モデル名 G-FORCE X
帽体タイプ ジェット
帽体素材 GFRP
インナーバイザー あり(typeC)
主な機能 6スタイルチェンジ

「G-FORCE X」は、WINSのGFRP帽体を採用したジェットヘルメットで、別売のパーツを組み替えて見た目を6通りに変えられる「6スタイルチェンジ」が特徴です。帽体はPPVA製法のドライファイバーシェルで、部位ごとに積層方法を調整して強さと軽さを両立させています。

帽体はアジア人の頭の形に合わせた設計で、XXS〜Sには小型の帽体を用意しており、頭の小さいライダーもサイズに合った帽体を選べる構成です。内装は3Dメインパッドとインサイドパッドの二重構造で、メガネやサングラスのツルが当たる部分に余裕を持たせています。

ロングインナーバイザー(typeC)も搭載しているため、日差しの変化にはレバー操作で対応できます。長距離ツーリングでヘルメットの軽さを重視するライダーや、バイクや気分に合わせて見た目を変えたいライダーにおすすめのモデルです。

X-ROAD3

X-ROAD3の製品画像

項目 内容
モデル名 X-ROAD3
帽体タイプ オフロード
帽体素材 –
インナーバイザー あり
主な機能 3フォームチェンジ

「X-ROAD3」は、日本初のインナーバイザー付きオフロードヘルメットとして登場した「X-ROAD」シリーズの現行モデルで、WINSのオフロードヘルメットです。カラーはGT、FREE RIDE、COMBAT、ソリッドの4区分で展開されています。

シールドは形状を見直して視界のゆがみを抑え、先端の両側に持ち手を付けて走行中も開閉しやすくしています。インナーバイザーは従来より約12mm長く、密閉性と静粛性を高めるワイパーモールと、ねじれにくいあごひもも備えた仕様です。シールドとインナーバイザーはX-ROADやX-ROAD2と互換性がないため、交換部品はX-ROAD3専用品を選ぶ必要があります。

標準のトレールスタイルに加え、バイザーを外したフルフェイスと、シールドを外してゴーグルを付けるモトクロススタイルの3フォームチェンジに対応します(バイザーを外すには別売の「バイザーレスキットDX」が必要です)。林道ツーリングを楽しみつつ、舗装路ではインナーバイザーで日差しに対応したいアドベンチャーバイクやオフロードバイクのライダーにおすすめです。

MODIFY X

MODIFY Xの製品画像

項目 内容
モデル名 MODIFY X
帽体タイプ システム
帽体素材 –
インナーバイザー あり
主な機能 フリップアップ式

「MODIFY X」は、WINSが初めてXXLサイズまで展開した、ゆったりサイズ設計のシステムヘルメット(フェイスガードを跳ね上げられるヘルメット)です。サイズはL、XL、XXLの3つで、ほおの圧迫やこめかみの痛みを避けたいライダーに向けて設計されています。

ワンタッチボタンでロックを解除するとフェイスガードを上げられるフリップアップシステムを採用し、ヘルメットを脱がずに顔を出せる構造です。衝撃吸収ライナーをワンサイズに統一したため、内装を交換するだけでL〜XXLのサイズを変えられ、センターパッドとチークパッドで違うサイズを組み合わせる調整もできます。

別売パーツを組み替えるとシステム、システムジェット、ジェットの3スタイルに変更でき、レバーで出し入れできるダブルバイザーも搭載しています。頭が大きめでヘルメットの窮屈さが気になるライダーや、休憩や給油のたびに顔を出したいツーリングライダーにおすすめのモデルです。

MODIFY X JET

MODIFY X JETの製品画像

項目 内容
モデル名 MODIFY X JET
帽体タイプ ジェット
帽体素材 –
インナーバイザー あり
主な機能 3スタイルチェンジ

「MODIFY X JET」は、WINSのシステムヘルメット「MODIFY X」をジェットスタイルで仕立てたヘルメットです。サイズはMODIFY Xと同じL、XL、XXLの3つで、カラーはマットブラックとパールホワイトから選べます。

ゆったりサイズの設計でほおやこめかみへの圧迫を抑え、側面のレバーでインナーバイザーを出し入れできるダブルバイザーも標準装備です。別売パーツを組み替えればシステムやシステムジェットにも換装でき、3スタイルチェンジに対応します。FOGWINの引換券は付属しないため、曇り止めレンズが必要な場合は別に用意します。

ジェットの開放感は欲しいものの、一般的なジェットヘルメットでは窮屈に感じるライダーにおすすめのモデルです。後からシステムに換装する余地を残せるので、乗り方が変わったときもヘルメットを買い替えずに対応できます。

FF-COMFORT

FF-COMFORTの製品画像

項目 内容
モデル名 FF-COMFORT
帽体タイプ フルフェイス
帽体素材 –
インナーバイザー あり
主な機能 メットインに収まりやすい

「FF-COMFORT」は、スクーターのメットインスペースに収まりやすいコンパクト設計を採用した、WINSのインナーバイザー付きフルフェイスヘルメットです。グラフィックモデルの「FF-COMFORT GT-Z」もあり、マットブラックにレッドやブルー、グリーン、ホワイトを合わせた配色から選べます。

シールドは5段階のデュアル・アクション・クロージングで、4段目でわずかに開け、5段目で完全に密閉します。従来のフルフェイスより大きいシールドは、ジェット用のFOGWIN(F-03)が合うサイズです。消音イヤーパッド、チンカーテン、ノーズガードを標準で装備し、チークパッドの上端にはメガネのツルが入る空間を設けています。

サイズはM、L、XLの3展開で、メットインに収まるかどうかは公式の対応表で車種ごとに確認できます。スクーターで通勤や通学をするライダーや、初めてのフルフェイスに静かさと使いやすさを求めるライダーにおすすめのWINSのヘルメットです。

✓ ユーザーの声・実際の使用感
  • 軽めのかぶり心地で走行中の風の巻き込みも少なく、ツーリングを最後まで気持ちよく楽しめた
  • メガネをかけたままでも無理なく収まる構造がありがたく、選んだカラーの色味もお気に入り
  • 頭が大きめでも窮屈になりにくいサイズ感で、ほかのライダーと同じものになりにくいデザインも魅力

まとめ

この記事では、金沢発のバイク用品ブランドWINSの特徴や独自テクノロジーと、現行ヘルメットの全モデルの違いを解説しました。WINSはPPVA製法で仕上げる軽いカーボンやGFRPの帽体と、ダブルバイザーを軸に、フルフェイスからジェット、オフロード、システムまで幅広くそろえています。

選ぶときは、まず帽体タイプと使う場面を決めます。サーキット走行なら「A-FORCE RR」系、インナーバイザー付きのカーボンなら「A-FORCE RS」系、カラーの選択肢と扱いやすさなら「G-FORCE」系、林道なら「X-ROAD3」、ゆったりサイズなら「MODIFY X」系、スクーターなら「FF-COMFORT」が目安です。

ヘルメットはサイズとフィットで快適さが大きく変わるため、購入前に販売店で試着してから決めることをおすすめします。WINSのヘルメット選びの参考になれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

20代で免許を取ってから、通勤とツーリングの両方でバイクに乗り続けています。以来、ヘルメットやジャケットを複数ブランド買い替えながら、規格や素材、季節ごとの使い分けを購入者の目線で整理してきました。安全に関わる装備選びで迷う方に向けて『モトナビ』を運営しています。

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